まだある! 妊婦の栄養を便利にする5つのツール
買い物で見かける、白人の赤ちゃんが、
やたらと小さく見える気がして。
月齢の小さな赤ちゃんを
気にしないで連れて歩いているだけ、
かもしれないし、
抱っこしないで
ベビーカーに乗せているせいで、
小さく見える、あるいは、目につくだけ、
かもしれないし、
白人のお母さんは、
基本的にアジアの女性より
体が大きいので、
その大きさの対比で、
小さく見えるだけ、かもしれないし。
と思って調べてみたら、
アメリカで調査したレポートが
日本語で見つかりました。
国立成育医療研究センター(2017プレスリリース)
そこには、アメリカで生まれる赤ちゃんのうち、調査できる16人種1,000万人超の2009-2012年の出生票情報を解析したとあり、
白人の赤ちゃんの平均出生体重は、
日本人より重かった!!!
日本人3093g 白人3381g
あくまで平均値だけどね
月齢の小さな赤ちゃんを連れている、
ベビーカーに乗せているため小さく見える、
白人のお母さんは基本的にアジア系女性より
体が大きいので、その大きさの対比で、
小さく見えるだけなのだろう、
という結論にしておく事にしました。
さて、
そのレポートを
読んでいるうちに、
違う関心が
湧き上がりました。
同じアジア系の赤ちゃんの中でも
一番小さいんですよね、日本人。
そして、気になる記述。
出生体重だいたい3kgって、
日本人の感覚だと普通ですけどね。
日本人の赤ちゃんの平均出生体重が
一番少ないことについて、
その原因は、遺伝や人種に因るものではなく、特に、やせ型や標準体型の妊婦の体重増加量が少ないことに起因していること、
を突き止めたという内容になっています。
妊婦の体重は増やすな増やすなと
体重管理が厳しいですが、
出生体重について、
聞いたことはありませんでした。。。
日本人の平均出生体重の低下が公衆衛生学的に問題視されて久しいですが、これは、今後、妊娠前や妊娠中の食生活や体重管理を変えることで改善することができる可能性があります。
え、出生体重の低下が
問題視されていたの、と
驚きました。
さらに、
妊娠前BMI 23kg/m2未満の日本人は同体格の他人種の妊婦と比べ明らかに妊娠中体重増加量が低く児の出生体重も小さかったか、重要な妊娠合併症(妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群)の発症率は他の人種と比べて特に低くなかった。
ここで目が点です。
体重管理が重要なのは、
妊娠合併症リスクを減らすため、とか、
産道に脂肪がついて
お産が重くなるのを防ぐとか。
聞いてましたよね?!?!
妊婦の体重増加量が少ないことが
妊娠合併症の発症率を下げてはいない…
って、ビックリ発言ですよね。
下のグラフです。
他の人種の妊婦は
BMIが低い、
標準体型〜痩せ型の妊婦では、
だいたい14-15kgは体重増えるよ。
日本人の妊婦は12kg弱だね。と。
私は頑張って増加を抑えて、毎度11kg増でした。
日本では1970年代後半に最低5.1%であった低出生体重児出生率が2007年には9.5%にまでなり、現在も高止まり状態が続いている。
これは、今後、妊娠前や妊娠中の食生活や体重管理を変えることで改善することができる可能性があります
え、妊婦の厳しい体重管理より、低体重児発生率の高止まりの方が問題視されていて、そちらの方がリスクあるのかも?という書き方。。。
日本人の出生体重が気になって
NHKの資料も見つけたのでご紹介すると、
早稲田大学 招聘研究員 福岡 秀興
先のレポートの数字とは
若干違いますが、
出生体重は確実に1975年より減っています。
1975年の数字だと、先のレポートの、
他のアジア人とほぼ同じ数字になります。
この割合は、先進工業国の中では異常に高い値なのです。中には、やむを得ず早産になるケースもありますが、経済的に豊かと言われ、学校給食により女性の体格が随分良くなっていながら、低出生体重児の割合の異常に高い状態が続いているのです。
さっきと同じく
低体重児が多いのは
妊婦の体重増加率が少ないことが原因と
されていますが、
このNHKのレポートでは、
妊婦になる前から痩せていることや
妊婦の栄養状態が悪いことで
“栄養不足”を招いているとしています。
なぜ、日本では低体重児が多く生まれるのか、その背景は、
栄養面を中心に考えますと、まず、女性のやせ願望です。やせて妊娠すると早産や出生体重の低下が起こりやすくなります。
続いて、妊婦の低い栄養状態です。(中略)驚くべき低栄養状態といえます。
え、なんでなんで、
そんなに厳しい体重管理するのよ。
栄養不足の方がダメじゃない?
と思ったら、
これ(妊婦の推奨体重増加量)は目安であり、神経質になる必要はありません。産婦人科学会ガイドラインでも、明確に「厳しい体重管理を行うエビデンスが乏しい」として、個人差を考慮した緩やかな体重の指導を勧めています。
厳しい体重管理を行うエビデンスが乏しいってよ、あんなに苦労して増やさないように叱られたし気をつけたのにー。なんだか、ちまたの妊婦雑誌や産婦人科医に踊らされてるだけなのかな、と哀しくなりました。。。つい恨み節。体重管理が一番しんどかったんです私。
しかしながら、それまでの取り組みが母体の死亡例の減少には生かされていると書かれています。
ふむ、それはいいことだ。
主人の同期社員はお産で奥様を亡くされました。
やっぱり起こります。ゼロにはならない。
現在、「小さく生まれれば生まれるほど、虚血性心疾患(心筋梗塞)、2型糖尿病、本態性高血圧、メタボリック症候群、脳梗塞、脂質異常症、精神発達異常、骨粗しょう症等の生活習慣病、閉経の早期化等の発症リスクが高くなること」が明らかとなってきました。
低体重児のリスクは…思ったよりも大きい。生涯にわたる可能性がありますね。。。避けることができるなら、手を打ちたいと思う。。。
妊婦さんの栄養不足を改善することで
避けられる、低体重児の赤ちゃんを
増やさないためには、
標準体重以下なら14kgまで、とか
推奨体重増加量の見直しと、
栄養についてのお勉強が必要??
日本の妊婦はきっと真面目でしょうし、
必要と言っても太りたくないでしょうから。
でも栄養不足による胎児への影響を知ったら
栄養はとらないとってなりますよね。
妊婦の体重管理を厳しくして、
妊娠合併症リスクを減らすつもりが、
そのリスクはそこまで減らず、
むしろリスクの多い
低体重児を増やしている…としたら、
恐ろしい…
と思ったHanakoでした。
追記
妊婦さんも読んでくれていたとしたら…
じゃ何食べればいいのよって言われそうかな、
と思って、書き足してみます。
三姉妹の母ちゃんの持論です。
給食で出ていたような、
いろんな種類の食材がとれる食事を
心掛けていればいいのだと思います。
例えば、
かけそばもいいけど、中華の五目あんかけとか
(店が違う?)だと食材増えるし、
定食とか、ミネストローネのスープとか。
火を通した野菜をたくさん食べるの
いいですよね。野菜=サラダだけでなくて。
アメリカにもスープたくさんありますね。
結構具が詰まって重ためだけど。具材たっぷり。
お肉やお魚食べてないと力出ないので、
しっかりめに食べるのがいいと思います^_^
毎食でなくても、1日に一度は、2日に一度は、
そういう食材多い食事しようとか。
3日や1週間などのスパンで見て、
栄養のバランスとれたらいいかなと
個人的には思います。
出産はいつも奇跡。
妊婦さんと赤ちゃん全員の無事を祈っています。
妊婦の栄養 人生をごいっしょに
現在ビタミン更新シリーズ(?)ですが、今回と次回は前回記事の「」について深く掘り下げてみます
今回は 妊娠と葉酸接種について(妊婦の栄養)についてです。
前回も少し書きましたが、妊娠と葉酸については非常に関係が強いです。欠乏すると胎児に影響がある…とはありますが、一体どのようなタイミングで必要なのかについてはわからないと思います
そこで
『何故必要なのか?』
『いつから摂取したら良いのか?(キーエイジはいつなのか)』
について今回は書きます。
以前でも書かせていただきましたが、若者の栄養不良が非常に重要な問題となっております。
‘やせ’志向の方が増えてきており、BMI上では約21.5%がやせに分類されます。また、野菜不足が特に深刻なこともデータに表れています。
ちなみに葉酸(食事性葉酸)は名前の通り野菜の中に多く含まれています。
妊娠可能な時期の女性が低栄養状態になるとどのような状態を引き起こすのかと言いますと・・・
「切迫早産」
「妊娠貧血」
「低出生体重児」
とされています。
昔は『小さく生んで大きく育てる』と言われていましたが、こちらについては間違いだったという話も出てきております。
「生活習慣病胎児期発症起源説」という学説があります。
低栄養状態の母体から産まれる⇒
胎児が飢餓状態で産まれる⇒
飢餓状態を解決するために栄養をため込みやすい体質になる⇒
生活習慣病(高血圧,糖尿病,心血管疾患等)になりやすくなる
という説だそうです。
つまり、産まれてくる赤ちゃんのためにも女性はしっかりと栄養を摂取しておく必要があるのです。
ちなみにタイトルにもある‘葉酸’はどのような関わりがあるのか。
それは、摂取することにより神経管閉鎖障害の発生率を低下させることができるからです。
本来は生物学的な話が必要となるのですが、簡単に言うと神経管とは成長すると脳や脊髄といった神経になる発生過程での構造物の名称です。
この神経管がきちんと閉鎖されることで中枢神経が形成できるようになっていく訳なのですが、葉酸が不足すると閉鎖できずに様々な障害が起こることとなります。
神経管閉鎖障害には二分脊椎(増加傾向)や無脳症(減少傾向)等があります。二分脊椎は脊椎が分離してしまっており、そこから神経が出てきてしまっているのですが、この場合歩行障害、水頭症、痙攣、歩行障害等様々な症状が出現するようになります。
このような疾患の発生を防ぐためにも葉酸を摂取しておきたいわけですが、いつから摂取するのが良いのでしょうか?
そのためには‘妊娠確定’の時期を知る必要があります。
それでは‘妊娠確定’となる時期をその前後も含めて見てみましょう。
妊娠3週…着床=妊娠成立(‘胎齢’の始まり)
妊娠4週…神経管形成の開始
妊娠5週…月経の遅れ,妊娠反応,心拍開始(エコーでは確認できない)
妊娠6~7週…心拍がエコーで確認できるようになる=妊娠確定
妊娠8週…分娩予定日決定,妊娠届,母子健康手帳交付
上記のとおり‘妊娠確定’となるのは妊娠6~7週です。
つまり、神経管形成がその時期時には既に開始してしまっているため、妊娠に気付いてからでは手遅れなのです。
2002年より母子健康手帳にも葉酸摂取についての提言が為されるようになりましたが、交付されるのは妊娠8週ですので、これまた交付されたときには手遅れなのです。
このことからもわかるように、葉酸摂取は妊娠確定以前に始めておく必要があるのです。
厚生労働省では葉酸摂取の必要性を伝えると同時に、
・妊娠を計画している女性に完成手は、妊娠の1ヶ月以上前から妊娠三ヶ月までの間、葉酸をはじめその他のビタミンなどを多く含む栄養のバランスがとれた食事が必要である
・1日当たり0.4mgの葉酸摂取が必要であるが、これは野菜を350g程度摂ることが必要であるため、栄養補助食品による摂取も良いとされています(ただし1 mgは超えると摂り過ぎとされています)。
とは言え、岐阜医療科学大学 森仁美先生は妊孕性(にんようせい) (‘妊娠の可能性’)の獲得のためのキーエイジは思春期とおっしゃっています。
栄養素の必要を感じた時点で積極的に食事に意識を向けていきたいですね
妊婦の栄養という奇跡
初めての教室
10組ほど来られていました
旦那さんと一緒に来られてる方は、3組ほどいて
旦那さんは妊婦体験ジャケットを着ていました
夫にも体験してほしかったな
最初は栄養士さんによる
妊婦の栄養管理について
次は助産師さんによる妊娠中に気をつけること、マイナートラブルについて、分娩時の呼吸法など
里帰りまでに夫に呼吸法や、腰のさすり方、おしりの押さえ方、伝えとかないとです
5週~9週まで、
6ヶ月、9ヶ月、それぞれの時期の赤ちゃんのお人形を抱っこして何だか感慨深かったです
妊婦さん同士の交流会では
誰も喋らず(笑)
私も人見知り全開で話しかけられず
見かねて助産師さんが入ってきてくれて
助産師さんの話を聞くって感じでした
市の助産師さんは優しいな~
顔からして優しい
人前での話し方など
とても勉強になりました
夜は先輩とご飯
美味しい肉たらふく食べました
先輩が注文してくれた油たっぷりの肉…いつもは食べないけど、今日は特別食べました
先輩からのいただきもの
ありがたい
家帰ってきてから
今年初の大掃除
Nウォームに何度もレイコップをかけて模様替えもしました
23時過ぎ夫帰宅
一緒にお風呂に入って寝ました
肉の食べすぎで胃もたれがヒドく