モーション力を鍛える
<第12話>
①~回想~
イーチェン「やり直す気はあるか?時間を無駄にしたくない。一から愛を育む気力もない。君が最適だ」 「どんなに恨んだことか…」
~現在~
「お前は接待に行かないのか?」とグチられて、飲み会に参加するイーチェン。
途中、書類を忘れて取りに帰る。
台所にはモーションと一緒に買ったティーカップの箱がある。この前、教授の家で割った後に買ったもの。モーションが気に入ったものを教授用とは別に勝ったのだ。
「同じ女性に二度も振られた。こんなお前を見るのは大学以来だ。ひとつの花に固執した」など友人から言われる。
②アメリカ。
イン・フイはモーションに会いに中国に行こうとしたが、仕事でトラブルが起こり、やむなく延期する。
③宜市駅。雨の中、久しぶりに帰省するモーション。
昔、イーチェンと一緒に帰省しようとした時のことを思い出す。実家の電話番号を教えてもらえず落ち込んだこと。妹と一緒にいたイーチェンを見かけたこと。
母がひとりで住むアパートを訪ねたが留守だった。
昔から、子供に無関心な母親で、大学の頃に里帰りしても一緒に食事もせず、父親が亡くなった後も「もう電話しないで。帰国しなくていい。父さんに人生を台無しにされた。やっと静かに暮らせるのよ。あの男の関係者とは会いたくない」と言われたことがあった。信じられない言葉。
隣の人と話をする。「母に聞きたいこともあったけど、やめておきます」と、父親のお墓の場所だけ聞き、お参りする。
④お墓の前で父に話しかける。
「本当は帰ってきたくなかった。耐えられないと思ったの。帰国しなければ、死を受け入れずに済むと。“嫌気がさしたら帰ってくればいい”と言ったけど、嫌なことばかりなのに帰国できなかった。彼に“やり直さないか”と言われた。どう思う?私もダメだと思う。とても優秀で多くの女性に好かれてる。もっといい人がいるわ。何年も離れ離れだった。その数年間のことは何も知らない。やり直したとしてもすれ違いが生じるだけ。すぐに失望されてしまう」 自分に自信を無くしているモーション。
「以前も失望されてた。また別れることになったら、自分がおかしくなりそう。今の関係がいい。少なくとも慣れはした」 イーチェンはすでにおかしくなっていたし、今もまた…
モーションは誰かに相談したくて、胸の内を吐露したくて、ここに来たんだね。
⑤トレジャー社。
「休暇は終わったの?」と声をかけられる。テレビで妹のイーメイにインタビューされているイーチェンの姿があった。法的援助に熱心な理由を聞かれ、「案件に大小はない。困っている人を全力で助けるだけです」と答えるイーチェン。「独身ですか?」という質問に、「今はそうです。でもまもなく変化が」と笑顔で応える姿。モーションとのことを頭に描いているのだろうか。
新しい企画「各界のエリートたち」の取材をチーフと一緒に任されるモーション。「別な人を取材したら?」と編集長に言われてもイーチェンに固執するチーフのイージン。
イーチェンを過去に取材したことのあるキャスターのリーさんと3人でランチをし、紹介してほしいとお願いする。
「目立つのは嫌いじゃないかも。2年前、“一番目立つ場所だろうか” ってつぶやいてた。大勢が見てるか、視聴率も気にしてた。冷静な彼らしくなかった」と話すリーさん。
モーション「昔、彼を…友達をここで見失ったの。やっと捜し当てた時、私は彼にこう言ったわ。“またはぐれたら舞台に上がってる”って。“一番目立つ場所に行って、あなたに見つけてもらう”って」 イーチェンがずっとモーションを探していたこと、恋人がいなかったことを知る。
イージン「好きな人?」
モ「大好きな人よ」
一方、
法律事務所で会議中に突然、倒れるイーチェン。入院することになる。
モーション 未完成は、面白い。
「悪魔と転がろう」
この作品はスタイリッシュアクションの2作目
・・・
ではない。
新たなジャンルを引っ提げて登場した。
その名は・・・
モッサリッシュ
ローリングアクションである。
コイツは酷い。1と比べて大半が大幅に劣化している。
モーション、武器、銃、敵、主人公の性格など、何をどうしたらこんな黒歴史ゲーになるのかと言うほどクオリティーが低下しているのだ。
さて、何から話すかな・・・
クソな要素が多くてどこから話せばいいのか分からないなー。
じゃあまずは良い点・改良点から挙げよう。
①走るスピードアップ、回避力向上
1では遅かった移動速度が若干速くなった。
ただしローリング移動した方が速いので、タイムアタックのようなプレイ動画では間違いなく主人公は常にゴロゴロ転がりながら移動している。
走ることがNG行為であるかのようにいつも必ず飛び込み前転でありローリングゲーと化している。
1ならイケメンスティンガーで移動できたが2の移動方法は気持ち悪すぎて笑えてくる。
とはいえ回避行動(前転・横転・バク転)は〇ボタン一つでできる(厳密に言うと左スティックもだが)ため容易であり、移動と回避にも使えるというのはやはりメリットと言える。
敵の攻撃をギリギリのタイミングにバク転で回避すると爽快な上にスタイリッシュランクも上がる。
②銃を切り替えられるようになった
L2ボタンで4種類の銃を切り替えることができる。
1ではいちいち装備画面で変更しなければならなかったのでテンポが悪かった。
銃はハンドガン(2丁拳銃)・ショットガン・マシンガン・ミサイルランチャーの4つで、どれも強力なのだが・・・
銃についての不満点は後述しよう。
③クリアすればミッションを選択できるようになった
1では好きなミッションを選んでスタートすることができなかったので、当然続編では改良すべき点であり長所としていちいち挙げる必要もないが、このゲームの良い点は少ないので仕方ないね。
④真魔人化ができる
この作品でのみ、瀕死状態の時魔人化すると通常よりも強大な悪魔に変身できる。
体力も回復するため、逆転のチャンスになりやすい。
この点だけは評価できる。しかし、これ以降の作品では真魔人化システムは取り入れられていない。
⑤クリア特典のブラッディパレスモード
次々と現れる敵をなぎ倒していくステージ。難しい+クソ敵が多いので僕はクリアをあきらめた。
このモード自体は評価でき、続編全てにこのモードがある。
⑥プレイアブルキャラクター増加
もう一人の主人公ルシアのストーリーもあり、バイオ2のようにボリュームがアップしている。まあほぼ同じステージを行ったり来たりすることが多いので結局水増し感が強いが。
また、隠しキャラとして主人公の相棒トリッシュを操作できる。動きは1の主人公のモーションのほぼパクリだが、2の動きよりよっぽどマシである。つーか主人公にその動作をさせろよと言いたい。
長所はこれぐらいか。
では今から欠点を話していこう。
少し長くなるかもしれない。
①近接武器について
1でも武器は数種類あり、剣と格闘攻撃があったが、2では剣のみしかない。
剣は3種類あるが攻撃モーションは全く同じでリーチと攻撃力が異なるだけである。
しかしPS2版ではバグ(ミス)によって攻撃力が3種類とも同じであり、リーチのみが違うらしい。よって最もリーチの長い武器を使うのが効率的になってしまっている。
格闘武器がないのも致命的な劣化点である。一応ジャンプ中にキックしたり着地後に体術は使えるが、とにかく武器が1つしかないのは絶対あり得ない。スーパー劣化の黒歴史である。
②モッサリッシュアクション
武器がクソなら動きもクソである。
そもそも剣の振りが遅い。遅い上に行動のキャンセルもできない。唯一キャンセル可能なのは魔人化した時ぐらい。
なので敵が攻撃動作に入った時に攻撃しようとすると回避が間に合わない。
かといって回避しようとすると敵の攻撃の前兆時から待つ必要があるのでテンポが悪い。
それから敵に剣が当たるとヒットストップが発生しさらに動きが遅くなる。
とにかくもう爽快感が薄いのだ。モンハンと同じぐらいの低レベルである。いや、それ以下かもしれない。この出来でよくスタイリッシュハイアクションなどと自負できるものだ。
また、通常コンボの掛け声もダサく、
「フッ、フッ、シッ、ヤー!!!」
若干速いぐらいで、本当に爽快感がない。
い・・・というのも何度か言ったと思うが・・・。
⑬ウォールハイクの暴発
2で追加され3でも出せる、壁を駆け上がる回避技だが、これが凄まじく暴発しやすい。
壁際で回避行動を取ろうとすると大体間違ってこの技を出すことになる。
コマンドは確か壁際にいる時に左スティックを倒しながら〇ボタンだったか?
戦闘中の回避は大抵の場合左スティックを倒していることが多いため頻繁に暴発する。
しかも壁を走る時間が長いためコンボが切れやすくなり、ストレスが溜まる。
やってみれば分かるがすごくイライラする。
あと確かシークレットミッションの部屋に入る時も〇ボタンで調べる必要があったと思うが、これで部屋でない場所を調べた時も大体ウォールハイクが発動してムカつく。左スティックを倒していなくても結局壁に向かってローリングするのでどっちにしても腹が立つ。
その上シークレットミッションに入れる部屋は分かりづらいことが多いので探す気が完全に失せる。このミッションをクリアしていくとライフアップのアイテムがもらえるが、それがどうでも良くなるぐらいに苦痛である。
ああ・・・もう疲れた。このクソゲーのためにこれ以上時間を費やしたくない。
熱心にこのゲームの糞さを語ってくれるブログがあるのでそれを読んで欲しい。このクソブログよりもよほど面白い。
《総評》
点数を付けるなら35点ぐらいか。赤点は初めてだっけな?
バイオ7はギリギリ留年せずに済んだが、バイオシリーズとして見ると学年が1年下がるぐらいの処分を受けるべきだ。
DMC2は通常のアクションゲームとしても普通未満だが、ここまで続編がひどかったゲームも珍しいだろう。
しかしとは言え3は良作として出ているため2の反省点は活かせているということか。
でもやっぱり2を生み出したスタッフは死刑クラスの重罪だと思っている。
プレイするのも苦痛な上にブログ書くのも面倒だったこのゲーム
早くPS4でイケメンリメイクしてくださいね~
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