グローバリズムの崩壊とモーションの勃興について
年明けに北米ストアに並ぶと告知があったPS4&PSVR用のHAPPY DRUMMER VR。
ですが一向にリリースされる気配がないので、先行リリースされている(というか中国メーカーのソフトなので本家というべき?)香港ストアに登録して、香港PSN80香港ドルカードを買って購入しました。
77香港ドルなので、ペイパルの手数料を入れて日本円だと1,300円くらいかな?
このゲームは、昔あったコナミのドラムマニアの簡易版とでもいうのでしょうか?
いわゆる音ゲーってヤツですね。
音楽に合わせて流れてくる星(音符)に合わせて太鼓を叩くゲームなのですが、馴染みのない音楽というのもあるからか、ちょっと難易度は高め(自分がヘタなだけという話もありますが……(´Д⊂)。
まず選べる曲は4曲。
それぞれの板を叩くとステージが選べます。
音ゲーですが、カッコいいドラムじゃなくて、完全に民族系な感じです(゚Д゚#)
ゲーム内ではモーションコントローラ2本がバチにチェンジ。
ドラムを叩いた瞬間、音が鳴ると同時に振動が来るので、実際に叩いてる感覚がスゴイ!ヽ(゚∀゚)メ
こういうVRもアリですね。
各曲それぞれ難易度は3種類。
ハード激しい曲が多いですが、ルナティックは物凄いことになりますw
ゲームが始まると、奥にいる酋長?が投げてくる星のかけらが来たときにタイミング良くドラムを叩くのですが、タイミングによってスコアが変わります。
三角っぽい形をした通常の星のかけらは片手で叩くのですが、星そのものの形のマークは両方のバチでひとつのドラムを叩かなければなりません。
譜面によっては、2つのドラムを同時に叩くこともあります。
初めは3つのドラムですが、曲の途中で後ろにある4枚の板と入れ替わるので、ちょっと変化がついて面白いですね。
ステージセレクト時に右側にある音符マークはミュージックモード。音楽を聴きながら適当にドラムが叩けます。
さらに右の太陽マークは何かと言うと、
叩くと昼のステージに!ヽ(゚∀゚)メ
こちらは太鼓のワクを叩くリングマークが追加されるので、難易度がさらにアップ。
回転するドラムも板からラクダの骨に変わってる!(๑˃̶͈̀o˂̶͈́๑)
一番右のレーンはラクダの頭蓋骨を叩きますが、昼面はノーマルでも難しい……。
というかワクを叩いてるつもりが、叩けないことが多いんですよね。
このゲームの不満点は、音符が流れてくるレーンがわかりにくい(シングルなのかダブルなのかもわかりにくい)ところですかね。
あと、何度やってもいつの間にかミスになってる箇所があると思ったら、星マークが表示されていないところがありました。
叩いたつもりがスカることも多々ありますが、これは腕のせいかな?
ハードモードでやると、座ったままですがかなりの運動量になります。あと腕が痛くなるw
曲が微妙な感じはしますが、値段と内容を考えると買いなゲームだと思います(•̀ᴗ•́)و ̑̑ぐっ
スカイリムばかりやってると疲れるので、息抜きにちょうどいいですね(*´艸`*)
ハッピードラマーはVRが初めてな人でも手軽に遊べるので、PSVR体験会をやるときに活躍してくれそう。これなら絶対酔わないしね。
VRWORLD、UntilDawn、MONSTER OF THE DEEPに並ぶ初心者オススメソフトですね!
日本ストアにも来ればいいのになぁ。
というか、バンダイナムコも頑張って太鼓の達人VRとか出してくれたらいいのに。
新規にじゃなくても、VRモードをDLCにしてくれたら買うんですけどね。
そうそう、香港ストアにはもう一本AudioBeatsという音ゲーがあり、そちらはよくある音ゲーっぽい作りのようです。
そっちもそのうち買ってみるつもりです。
(AudioBeatsも購入しました。記事は)
※2/7追記:北米ストアにもやっと並びました。9.99ドルですね。
※4/4追記:日本ストアにも並びました。1,125円です。
モーション超好き!
犬ヶ島
2018年作品/アメリカ/101分
監督 ウェス・アンダーソン
出演 ユーユー・ランキン、リーブ・シュレイバー
6月5日(火)、新宿バルト9のシアター6で、19時45分の回を鑑賞しました。
近未来の日本。メガ崎市で犬インフルエンザが大流行し、犬たちはゴミ処理場の島「犬ヶ島」に隔離されることに。12歳の少年・小林アタリは愛犬スポッツを捜し出すため、たった1人で小型機を盗んで犬ヶ島へと向かう(以上、映画.comより抜粋)、という物語です。
ウェス・アンダーソンさんの新作で、ストップモーション・アニメーション、つまり人形を少しずつ動かしてコマ撮りした作品です。ウェス・アンダーソンさんの熱狂的なファンというわけではなく、一部観ていない作品もあるのですが、彼の世界観とかはすごく好きで、本作も楽しみにしていました。
平日の夜の回だったのですが、500名弱の箱が結構埋まっていて驚きました。若い女性の方(お勤め帰りなのでしょうね)かこれまた若い男女の方が多くて、〝なるほどなあ〟という感じでした。なかなか観られなかったのですが、これ面白かったです。できれば何か別の作品を見て、この世界観への〝免疫力〟を高めてからのほうがいいかも、です。
野村訓市さんというマルチクリエイターの存在が大きいのかな
この映画には野村訓市さんという日本のマルチクリエイターが関わっているのですね。恥ずかしながら私は初めて知ったのですが、ファッション・雑誌編集・映像などの分野で目下大活躍されている方とのことです。現在、44歳の彼の経歴はなかなかにユニークです。詳しくはGoogleで検索してご覧いただきたいと思います。
ウェス・アンダーソンと親交のあった野村訓市さんは、ウェスから「日本の映画を創ろうと思うから、手伝ってもらえないか」という誘いを受けて、かなり早い段階から本作に関与しておられたようです。原案や日本のロケハン、日本人のボイス・キャスティングは彼が行い、映画の中に出てくる小林市長は彼自身が担当したとのこと。
ということで「犬ヶ島」は、野村訓市さんがいなければ成り立たなかった映画のようです。本作を観ていると、日本を描写する映像表現だけでなく、いたる所で日本人や日本文化についてかなり奥の深いところで理解されているような感じがするのは、監督が日本びいき?であることに加えて、この方の影響が大きかったのかも、です。
▼日本人でもこれはアリだなと感じる日本の風景
他国の方、日本語のできない方にはどう映っているのかな
この映画にはお約束があって、日本人の登場人物はみんな日本語を話するのですね。そして、日本の架空都市メガ崎市と犬ヶ島にあるサイネージはぜんぶ日本語で表示されます。それで、そこに英語が言語の方のために英語字幕がワンサカ入ってくるのです。なお、英語の部分は、全部上映国の言葉に置き換わるいるらしいです。
ただし、それだと日本語が理解できない方が困るので、ナレーションでストーリーを補い、重要なところは劇中の通訳を介して情報発信されるという仕組みになっていました。このアイデアが絶妙で、ナレーションは映画全体を〝昔話風〟にし、通訳は特殊な言語である日本語あるいは日本人へのチョットした皮肉になっている気がしました。
この作品、こういう言語に纏わることだけでなく、日本人気質をよく描いているなあと思うところが多々あって、日本人が日本という国や人、文化を再確認するためにあるような映画だなあと感じました。〝あるある感〟といいましょうか。ですので、海外の方の反応や感想が聞いてみたいし、どういう評価なのかが気になります。
▼ちなみにワンちゃんはみんな犬語=英語です
細部に面白さの宿る映画って、繰り返し観たくなるんです
人形劇なのにレトロなテレビの中の番組はアニメーションになっているとか面白いですよね。キャラクターのデザイン、音楽の使い方、画面構成、編集のテンポ。ウェス・アンダーソンならではの世界観でグイグイ押してきます。この世界観が好きな方には、本作も堪らなく美味しいにきっと違いありません。
特に黒澤明へのオマージュに溢れていて、「七人の侍」「天国と地獄」「悪い奴ほどよく眠る」「野良犬」などを知って観ると嬉しさも倍増かも、です。雑誌を読むと、ウェス・アンダーソンはこの映画に影響を与えた日本人監督として、もうひとり宮崎駿を挙げていました。静けさを強調する時の自然音の使い方が、そうらしいです。
で、色々と面白いこの作品で、私が一番興味を持った場面は、料理職人がお
司を作る場面と、日本の学校に交換留学に来ているアメリカ人少女トレーシーのエピソードでした。もちろん、本筋であるワンちゃんの物語の中にもあれこれ書きたいことはたくさんあり、ナツメグ=スカーレット・ヨハンソンの〝芸〟には爆笑しました。
司を作る場面と、日本の学校に交換留学に来ているアメリカ人少女トレーシーのエピソードでした。もちろん、本筋であるワンちゃんの物語の中にもあれこれ書きたいことはたくさんあり、ナツメグ=スカーレット・ヨハンソンの〝芸〟には爆笑しました。
▼トレーシーの話は身につまされました、です。
少年とワンちゃんの友情を扱った話って、これ以外にも良い作品が多いですよね。それだけでウルウルきてしまいそう。でも、それだけでなく、きちんと〝毒〟もあって何とも贅沢な内容なのです。ただ、主人公のアタリ少年にはもうちょっと愛嬌があったらと思うのですが、海外から見た日本人少年って総じてあんな感じなのですかね。
独特の世界観なので受け付けない方にとっては退屈な作品になってしまうのかもしれません。ウェス・アンダーソンの作品のなかでは他に面白くてお薦めできる作品があるのですが、ストップモーション・アニメーションという分野に限って言えば、日本人ならやはり観ておきたいし、観ておいて良かったと思える作品でした。
いろんなことを仲間でワイワイと語り合うのが楽しい作品ですよね。さあ、みんなで口笛を吹きましょう! ヒュー、ヒュー、ヒュー(音階、分かりません)
オススメ度: 4
5 必見です
4 お薦めです
3 興味があればぜひ
2 もう一つです
1 私はお薦めしません
この項、終わり。
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どうも下手だ、上手いと思った事はないですけど。
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