ホルモンで彼女ができた

最近「妊活」という言葉が一般的になって、そんな中で妊活に役立つサプリメントという要望が多いように感じます。実際Yahooで「卵巣　サプリメント」で検索すると約48万件もヒットしてきますし、その中にはサプリを取り扱った様々な通販サイトがあります。

 

 

しかし逆にどのようなサプリを購入すればよいのか、選択肢が広すぎて分かりづらい点もあると思います。

 

 

そこで今回はある程度その効果に関するエビデンスのある、3種類のサプリメントについてかかせていただき、少しでも選択の参考になればと思います。

 

 

 

 

①DHEAについて

いきなり横文字、、ですが、DHEAとは男性ホルモンの一種で、女性ホルモンの原料になる物質です。このホルモンは年齢とともに低下することが分かっていて、20歳から30歳の間でピークになり、その後40歳でピーク時の約40～50％になり，70歳で20％，85～90歳で5％まで低下します１）。

 

 

 

このホルモンが卵巣の反応性を高めたり、妊娠率を向上させるという報告は比較的多くみられます。

 

 

 

・8つの研究における878名の体外受精症例において、DHEA内服群と無治療あるいはプラセボ群では生産率や妊娠継続率が1.88倍（オッズ比）に増加した。この結果から無治療あるいはプラセボ群での推定される生産率/妊娠継続率は12%、DHEA内服群では15-26%であると考えられる２）。　（注：この論文では卵巣が低反応である体外受精患者さんは、DHEAあるいはテストステロンによる治療が生産率上昇につながる可能性があるが、更なるデータの蓄積が必要だと結論しています。）

 

 

 

・卵巣予備能（≒卵巣の反応性）が低下している25名の体外受精患者さんを、DHEAサプリメント摂取前後（DHEA 1日75㎎、 摂取期間平均17.6  ± 2.13週間）で比較したところ、卵子の受精数（1.4 ± 0.3  vs. 3.0 ± 0.5) 、3日齢の正常胚発生数(1.2 ± 0.2  vs. 2.7 ± 0.4) 、胚移植数(1.4 ± 0.2 vs.2.4 ± 0.3） などが改善した３）。

 

 

 

・卵巣予備能が低下している場合、DHEA投与は卵巣機能を改善し、妊娠率を上昇させ、胚の異数性を低下させることで流産率を下げる。また動物実験においてアンドロゲンが前胞状卵胞の発育を増加させ、閉鎖卵胞を減少させることが示されている４）。

 

 

 

 

これらの報告に共通しているのは、卵巣の機能が低下している、つまり卵巣刺激をしてもあまり卵巣が反応しないような場合にDHEAサプリが有効であるとしている点です。つまりどのような患者さんに対しても投与が勧められるわけではなく、こういった条件に当てはまる場合にお勧めになります。

 

 

 

 

また効果の出る投与期間に関しては、6-7か月という報告５）や、投与初期の80日以内が効果が高かったという報告６）まで様々です。

ただ先ほどのべたように、基本的に卵巣機能が低下している方への投与という点を考えると、その効果を期待してあまり治療を先延ばしするのは、その間に卵巣機能がさらに低下するリスクを考えるとあまりお勧めできません。

 

 

 

 

 

 

②ビタミンDについて

ビタミンDは生殖機能に重要な役割を果たすとされています。体外受精に関する報告例としては、

 

 

 

・胚盤胞（5日齢）1個移植を行った368名の体外受精患者さんを対象に調査したところ、血中 25（OH)ビタミンD 濃度が<20 ng/ mｌ以下の群ではそれ以上の群に比べて、妊娠率が低かった（41 vs. 54%）　7）。　

 

 

・ 84名の体外受精症例で卵胞液中の 25（OH)ビタミンD が高いと妊娠率も上昇した。解析により卵胞液中のビタミンD濃度が体外受精の成功を予知出来る一つの要因であることが分かった８）。

 

 

 

 

またビタミンDと着床に関する報告もあります。

 

 

・卵子提供を受けた99人を、血中 25（OH)ビタミンD が低値（<20ng/mL）と高値（>30 ng/mL）の群に分けて分�
�したところ、臨床的妊娠率（37% vs. 78%）、生産率（31% vs. 59%）とも高値の群で有意に高かった９）。この論文は卵子提供でのデータなので、筆者はビタミンＤが子宮内膜に直接影響して着床を促していると結論づけています。

 

 

 

 

興味深い報告では、ビタミンＤとAMH（）との関連についての論文も発表されています。

 

 

・閉経前の正常月経周期を有する388名の女性を、35歳未満、35～39歳、40歳以上に分けてAMH値と血中 25（OH)ビタミンD との相関を調べたところ、40歳以上のみで相関を認めた10）。この論文からは、40歳以上ではビタミンDの低下がAMHの低下と関連していることになるので、AMH値をを卵巣機能としてとらえれば、40歳以上ではビタミンDが卵巣機能の維持に何らかの役割を果たしているということになります。

 

 

 

 

 

 

③　L-カルニチンについて

L‐カルニチンは細胞内のミトコンドリア（生物の授業を思い出します、、）という部分に存在し、ミトコンドリア膜を安定化させることが知られています。ミトコンドリアの機能低下が、卵子の老化の一因とされるため、L-カルニチン投与によりミトコンドリアの機能を高めることにより胚の質が高まるのではないかとされています。

 

 

 

L-カルニチン投与が体外受精で有効であったという報告としては、

 

 

・胚質不良による体外受精不成功例271例にL-カルニチン1000㎎を連日投与し、投与前後で胚質を比較したところ、分割期移植可能胚率は54.1%から60.3%に、胚盤胞到達率は32.0%から52.3%に、良好胚盤胞到達率は33.7%から46.8%といずれも改善した11）。

 

 

・正常受精が確認された胚1308個を対象に培養液にカルニチンを添加した群と非添加群で比較したところ、カルニチン添加群では良好胚盤胞率が有意に上昇した(14.2% vs. 8.5%, )　12）

 

 

などがあります。

 

ミトコンドリア機能を改善するとされる物質は、L-カルニチンの他にコエンザイムQ10などもあります。

 

 

 

 

 

 

☆彡まとめ☆彡

 

・妊活を含めた体外受精などの治療成績を向上させるとされる代表的なサプリメントは

　・DHEA

　・ビタミンD

　・L- カルニチン

である。

 

 

・DHEAは卵巣機能が低下している場合によりお勧めになる。効果のある投与期間は評価が定まっていないので、体外受精などの治療と並行して投与するのが良い。

 

 

・ビタミンDは体外受精での妊娠率を上昇させたり、直接子宮内膜に作用して着床率を上昇させる可能性がある。

 

 

・L-カルニチンはミトコンドリアの機能を高めることで胚の質を改善させる可能性がある。

 

 

となります。

 

 

 

 

このように、ひと言でサプリメントといっても、どのようなケースで何を投与するかという点については個別の検討が必要になります。当院でもその点を考慮して、個別にをご提案させていただいております。

 

 

 

 

【文献】

１）Labrie F et al． ls　dehydroepiandrosterone　a　hormone？J．Endocrinol．，187：169－196，2005．

2) Nagels HE et al. Androgens (dehydroepiandrosterone or testosterone) for women undergoing assisted reproduction. Cochrane Database Syst Rev. 2015 Nov 26;(11):CD009749.

3) Barad D et al. Effect　of　dehydroepiandrosterone　on　oocyte and　elnbryo　yields，embryo　grade　and　cell　number　in　IVF．
Hum　Reprod　2006；21：2845－2849．

4） Gleicher N et al. Dehydroepiandrosterone（DHEA） supplementation　in　diminished　ovarian　reserve（DOR）．Reprod Biol Endocrinol. 2011 May 17;9:67.

5) Barad DH et al.  Increased oocyte production after treatment with dehydroepiandrosterone. Fertil Steril. 2005 Sep;84(3):756.

6）宇津宮隆史.  Poor　responderに対する排卵誘発法. 産科と婦人科・2016年・7号（7）743-750.

7）Polyzos NP et al. Vitamin D deficiency and pregnancy rates in women undergoing single embryo, blastocyst stage, transfer (SET) for IVF/ICSI. Hum Reprod. 2014 Sep;29(9):2032-40.

8) Ozkan S et al.  Replete vitamin D stores predict reproductive success following IVF. Fertil Steril. 2010 Sep;94(4):1314-9.

9)Rudick BJet al.  Influence of vitamin D levels on in vitro fertilization outcomes in donor-recipient cycles. Fertil Steril. 2014 Feb;101(2):447-52.

10） Merhi ZO et al. Circulating vitamin D correlates with serum antimüllerian hormone levels in late-reproductive-aged women: Women’s Interagency HIV Study. Fertil Steril. 2012 Jul;98(1):228-34.

11) 井田　守他　不妊症における統合医療の用い方は？　産婦人科の実際　2017年　66号（11）　臨時増刊号　1553-1560.

12) 田中智子　他.　ヒト及びマウス受精卵の発育と胚盤胞への分化における L-カルニチンの影響. 　第 35 回日本受精着床学会 学
術集会 O-27 

前回の記事を読んでいない方は、まずこちらから

⇒

 

女性が豹変する一番の原因は

「PMS；Pre Menstrual Syndrome（月経前症候群）」と

「更年期障害」

前回の記事でお知らせしたような女性の問題は、

「PMS」や「更年期障害」が大きく関わります。

 

月経前症候群は、数か月にわたって月経の周期に伴い、

月経の2週間ないし1週間位前からおこり、月経開始とともに消失する、

一連の身体的、および精神的症状を示します。

 

一方、更年期障害は、性腺ホルモンの低下に起因する症候群で、

卵巣機能の低下（特に閉経後）に起こりやすい症状です。

 

 

勉強している婦人科に行けば時々、PMSだと診断できる

医者はいますが、まだまだ日本の医者は遅れていて、

正しい診断ができないのと正しい解決策を知っている医者は

ほとんどいません。

主な症状は以下の通りです。これでまだほんの一部なのです。

・記憶力の低下

・感情コントロールの困難

・腹部・胸部と体中の膨張感と痛み

・気分の激しい浮き沈み

・関節痛

・腰痛

・自己嫌悪感

・体と関節のむくみ

・自尊心喪失

・食欲増加

・憂鬱感

・甘いものへの渇望

・倦怠感

・喉の渇き

・悲壮感

・体重の増加

・短気

・イライラ

・頭痛

・吐き気

・物忘れ

・便秘

・下痢

・吹き出物

・興奮

・高血圧

・落ち着いた満足感が得られない

・不眠症

・過度の疲労

・急速な体温変化による寒気とほてり

 

 

ほとんどの医者は、身体的な症状には薬で緩和させるだけで、

精神的な症状に至っては、鬱病などと診断される場合もあるとか。

 

これらが起こる原因は一体何なのでしょうか？

 

⇒　続く

 

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生理中の内診が激しいのは卵巣の評価してるからなんだねー

２０１８年９月２５、２６、２７日（火水木）卵巣癌経過観察１年１０ヶ月目

いつもありがとうございます

この休みは実家に帰ってました
途中ウィンドーショッピングでもしようかと思ったけど
雨だったし、寄り道はなしで

実家へのお土産は定番の堂島ロール
９月限定の堂島マスカットロールにしました

マロンロールは１１月まであるみたいだし、次回にね 🌰

でももしかして来月はかぼちゃ？🎃
だとすると食べるのはもっと先になったりして

おやつの時間に早速パクリと

ドット模様が可愛いね

マスカットデカい！

いっただきま〜す

スポンジふわふわ、生クリームは甘さ控えめな大好きな味
そしてシャインマスカット甘くてジューシーで美味しい
相変わらずウマウマでした

このところ仕事が忙しくて疲れているせいか
この前の琵琶湖お土産、滋賀リラックマは忘れるは
ういろちゃんモケケも忘れるはで、忘れ物だらけ
そして、実家には指輪を忘れて帰って来ちゃったし

ちなみに妹から上野動物園お土産の
シャンシャンストラップをもらって思い出したんだよね 🐼

Xiang Xiang １st Anniversaryっていい記念だね

次に実家へ帰るのは１１月
来月の東京お土産と一緒に忘れずに持って行かなきゃね

実家ではいつものようにいっぱい話して
図書館で借りてきた本を読んだりして
のんびりしてました
両親が寝るのが早いので、自分も０時前には就寝

たくさん寝たのにまだ疲れが取れないみたいで
帰るまでベッドで本を読んだりゴロゴロと

自宅に帰ってからもなんか怠くて起き上がれず
大雨のせい？気圧のせい？
なんかよくわからないけど、疲れが取れない
ブログも書くことあるから書きたかったけどそれも出来ずに
食欲もあまりなくて、この日も早めに寝ました

木曜日は仕事
朝からダルダルで調子悪し
休みはしっかりと休養とったはずなのに
でもでも、仕事はなんとか出来ました
家に帰ってからは、寝落ちする前にブログ書かなきゃって
ブログ書き書きしています

最近は去年の記事が管理トップページに表示されるので
毎日去年の記事を読むのが日課になってます
去年の今日も体調悪かったみたい
１日ベッドで寝て過ごしてたみたいだから
時期的に自分のリズムがそうなのかなぁ？
去年は女性ホルモンのメノエイドコンビパッチを貼り始めた日
慣れてなくてそのせいもあるかもしれないけどね

ってことは、パッチ貼り始めて丸１年になるんだね
子宮が残ってるから生理が始まるかもと言われたけど
最初の２ヶ月にちょっとの生理があっただけで
今は出血もないし、とりあえずはいい感じです

今日もまだ怠いし、仕事の疲れもあるので早く寝ます
みんなのブログも読みにいけてないけど…
おやすみなさい

火水木のお薬 💊
マグミット＆パンテチン ４錠＆４錠 × ３日
トラニラストカプセル ３錠 × ３日
ファモチジンD １錠 × ３日
リリカ ２錠 木曜日
芍薬甘草湯 １袋 木曜日
ヘパリンクリーム
アンフラベートクリーム
ドレニゾンテープ
メノエイドコンビパッチ

火？、水−900g、木−100g

そんなこんなの実家でのんびりしたけれどでした

第２９回OVCA幹事からのお知らせです

OVCAミーティング受付始まってます
詳細はこちらを↓ポチッとな

第２９回OVCAミーティングは
１０月２０日土曜日１３時半から１７時まで
東京都内某所で開催されます

楽しいおしゃべり会ですので
気軽に参加をご検討くださいね
幹事一同笑顔いっぱいでお迎えいたします

第２９回OVCA幹事からのお知らせでした

いろんなことがあるけど
のんびり無理せずがんばっていこうね〜

最後まで読んでもらって嬉しいです
いつもいいねコメントありがとうです

今日も明日も素敵な１日になりますように

おはようございます

ブログスタンプ全獲得おめでとう

▼8月のあなたはスペシャルランクでした

８月はコンプリート出来てたようです。

９月はアカンかった～

ま、そういう時もあるさ

ってことで、鶴橋の焼き肉屋さん

その名も大吉

もう何回も紹介してるやろから、写真もかなり手抜き

まずは超美味しい生センマイ