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発動はもう手遅れになっている
発動批判の底の浅さについて
最近子供とはアニメ「ナルト」の
話をすることが多い。
ナルトは戦いの絶えない忍者の世界の中で
世界平和を目指す忍者ナルトの話。
何度も殺されそうになったり
仲間から裏切られたりしながらも
仲間を信じ、己を信じ、平和な世界を信じて
敵を許し、己を許し、仲間として一緒に
平和を築いていこうとする
そんな、現代にも通じるお話。
ナルトは子供の頃に化け物化け物といじめられ
両親が早くに死んでしまったため
世の中を恨んでも仕方ない状況で育ちながらも
仲間を大切にし、仲間のために戦い、
仲間と平和を目指す。
一方マダラは
もともと平和な世界を夢見ていたが
仲間を殺され、仲間に裏切られ、
凶暴化してしまい、自分の独自の無限月読で
世界平和を叶えようとする
無限月読を発動すると、みんなが夢の中に
入ってそれぞれが幸せになれる、という
マダラにとっての理想の世界
でも現実ではなくＶＲでまやかしの世界を
見せているような状態。
子供は
「パパに意地悪されてもどうしてパパに
優しくできるの？」と最近よく聞いてくる。
あまり夫婦の諍いは見せているつもりはないが
たかだか五千円のお金を
旦那が悪態つきながら地面に叩きつけたり
私が作った弁当を持っていかなかったりするのは
子供にちょっとずつばれてしまってはいる。
「罪を憎んで人を憎まず」
パパのやったことはよくないが
パパを恨んだり嫌いになってはいけない
このことを教えるのにナルトを使っている
意地悪をするパパ=マダラ
意地悪されても優しくしようとするママ=ナルト
と見立てて、ナルトは自分を殺そうとしていた
相手も許し、仲間にしているでしょう？
今のママとパパはナルトとマダラ
ナルトは決して人を憎まず、最終的には
許すんだからママもナルトになろうと
してるんだよ
マダラまでの説明だと
パパが悪者で終わってしまうので
サスケの話までしている
もともとサスケはナルトの友人
いろいろあってサスケはナルトとナルトの仲間を
全員殺そうとするくらいナルトを憎む
ところが紆余曲折あり、サスケとナルトは
一緒に世界平和を目指して戦っていく
パパ今はマダラっぽいけど
いつかサスケみたいに、改心して
世界平和を目指してくれると思うよ
サスケが改心するまで時間がかかったけど
ナルトとサクラはずっとサスケを信じて待った
ように、信じて待とう
綺麗事を言ってるのはわかってる
こう言うことを話すことによって
自分で無限月読をかけているのもわかっている
だけどこの「信じる力」こそが
日本の力、美学、スピリッツなのでは
ないかと思っている。
ナルトやワンピースが世界中で愛される
アニメになっているのはなぜだろうと
ずっと思っていた。
だけど今はわかる気がする
「見えないものを信じる力」
日本人にはこの精神力が受け継がれている。
当たり前に思うこの力、
実はすごいことなんだと気づかされる。
I love you
こんな言葉を気軽にかけたりチューしたり
白人ってロマンチック！
愛してるってもっと言われたい〜❤️
なんて思っている人もいるかもしれないが
実はこれって
「いつも言われてないと不安、信じられない」
の裏返しで、「見えないものを信じる力」
がものすごく弱いのだと思う
見えないものを信じて見たい、でも難しい
だから
ナルトやワンピースは世界中で愛されるのだ
旦那を見ていても本当にそう思う
信じる力が弱いから
子供をがんじがらめに自分の言うなりに
しようとするのだ
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