モーションを育む

＜第５話＞

～回想～

①途中、言葉が止まり、具合が悪そうに見えたイーチェンだったが、無事に答弁を続け、弁論大会で勝利する。

モーションがみんなの集合写真を撮ろうとしたら、イーチェンの姿が見えない。

なんと外で対戦相手の女子から告白を受けているところ。途中でイーチェンが“こっちへ”と目配せするが、遠くから眺めるだけのモーションだった。

イ「目配せしたのになぜ来ない？」

モ「まだそんな立場じゃないでしょ」と言い、途中で買っていた胃薬を渡す。

モーションが来た方が断りやすかったのかな？

 

②学内で“あのイーチェンに彼女ができた”という噂が流れる。自分が噂を流したと思われたくないモーションは法学科へ走り、イーチェンに誤解だと話すと、

イ「知ってる」「僕が流したから」と思いがけない言葉。

モ「それって！？」

イ「どうせ３年後に恋人になるなら、早めに権利を行使しようと」これで晴れて恋人同士！

 

③図書館でウトウトしているモーション。

隣にいるイーチェンから「勉強しろ」と鍛えられている様子。

川のほとりの道を自転車のイーチェンとモーション。まるで「オンライン中」の光景

モ「なぜ私を恋人にしたの？」

イ「わからない」

モ「いい彼女になるね」

イ「控えめでいい」

モ「わがままは言わない」

 

④教室では「恋人を連れてきただけ」

部室では、弁当の数が足りないと文句を言うシューインに、自分の弁当を渡し、モーションの弁当を二人で分けて食べるとかばう。階段に座って二人で食べる姿は微笑ましい。「お昼１２時のシンデレラ」ではこんなシーンがあったような

 

モーションに「法学科の王子はただの貧乏人よ」とだから私は相手にしないと負け惜しみを言うシューイン。それに対して「あなたのお金は自分で稼いだものじゃない。環境に恵まれたことがそんなに自慢ですか？」と応えるモーション。「貧しい彼は一生私に勝てない」というシューインの言葉を耳にしてしまうイーチェン。二人のやり取りを聞いてしまう。

「偉人伝を読んでみては？貧しくても成功した人や裕福なのに落ちぶれた人もいる。イーチェンは前者のはず」と言い切るモーション。弁論部に言葉で勝っている！

 

⑤「あと３、４年だ」と言うイーチェン。

「なんのこと？」とモーション。

『３、４年経ったら君を幸せにできる』と思いつつ、

「なんでもない。独り言さ」と言うイーチェン。心はすっかりモーションに♡

 

⑥モ「今日は会えない」と電話で言われ、落ち込むイーチェン。

友人から「お前はいつもしてもらってばかり」と言われ、プレゼントにカメラを見に行くが、高額で手が出ない。『僕の貧しさを知ったら離れていくだろうか？…』

 

夜に寮の入口で。

「誕生日おめでとう！」と明るく言うモーション。

イ「どこに行ってた？プレゼントは？」と、ああ、そうか。今日はイーチェンの誕生日という特別な日だったのだ。

モ「街中探したけどいいものがなかったの。ごめんね。早く準備すればよかった」

イ「いいよ。目を閉じて」？という感じで目を閉じるモーションに、やさしくキスをする。♡♡♡

思いもしなかったキスに驚く様子のモーションだけど、嬉しそう。

 

⑦冬休みの休暇前。

同じ冝市出身なので休み中も一緒に会えると喜んでいるモーションだが、自宅の電話番号を教えてもらえない。

イ「電話はない」　

モ「そんなはずない。この前家族と話してたでしょ」　

イ「なら教えたくないと思えばいい」

 

実家に戻っても落ち込むモーション。父親に相談すると「彼の家は貧しいから電話を教えたくないんだよ。男のプライドだ」と言われる。愛してるからこそプライドがある。気を取り直して、どこかで会えるかもしれないと街を探し歩く。

かわいい女の子と歩いているイーチェンを見つける。近づいてイーチェンの袖を持って喜ぶ。モーションは彼の袖を持つくせがあるようだ。腕ではまだ抵抗があるのかな？

その手を離され、妹のイーメイを紹介される。妹と知って、よけいにはしゃぐモーション。一緒に仲良くしたいらしい。そして、学校へ戻る日に待ち合わせて一緒に戻ろうと約束する。

 

イーチェンに会えて機嫌がよくなったモーションは食欲が戻る。

新年になり「あけましておめでとう！」と言っても無視する母親。母と娘の仲はあまりよくないようだ。

 

かたや、モーションのことを聞かれ、イーメイには「つきまとわれた。しつこくてね」と言ってしまうイーチェン。その言葉を鵜呑みにして安心するイーメイ。イーチェンの実の親は亡くなり、近所のイーメイの家族が引き取り育てた、義理の関係だけど、イーメイは彼に兄以上の気持ちを持っているよう。

 

待ち合わせの日。イーメイも一緒に来て、学校が移転してこれからは上海の近所に住むと３人で戻る。実の兄妹じゃないと話していない様子に、そんなに親しくないと判断するイーメイ。恋する男のプライドだと思うけど。。。

 

おじゃま虫のイーメイとも仲良くするモーション。イーメイの誕生日にはシャオメイのバイトしているケーキ屋さんでケーキをプレゼントしたり。

それでも『きっと別れる』と思っているイーメイ。

 

⑧ある雨の日に。イーメイと別れて二人で帰るモーションとイーチ
ェン。忘れ物をしたと二人のところに戻るイーメイはイーチェンがモーションにキスをするのを目撃してしまう。しかも壁ドンで…♡♡♡　

 

⑨もう妹のままでいたくないと思ったイーメイは、モーションに「実の妹じゃない」と伝える。「イーチェンを愛してる。あなたと戦う」とライバル宣言をする。ショックを受けるモーション。

その頃、イーチェンはモーションの父親（チャオ・チンユエン）に呼び出されていた。

 

イーチェンに話を聞きたいと思ったモーションは寮の前で彼の帰りを待つ。

が、モーションの手を払い、

「もう来るな。もう会わない」「出会わなければよかった」と言われる。

父親に何を言われたのか？

 

………

現在。

予定を変更し、法律事務所でモーションが写真を持ってくるのを待つイーチェン。

モーションは写真撮影で忙しく動いている。その合間を縫って、写真を届けに行き、受付に預ける。帰った後にモーションが来たことを知り、慌てて追いかけるイーチェン。