梁勇基が高精度の右足で決勝点を奪った。1回目の15分、敵陣ペナルティーエリアすぐ外からのFK。壁をつくった相手がジャンプした足元を鋭いキックでボールを通し、ゴールネットを揺らした。「距離が近かったので、低いボールで抜けたらゴールに入るかと思った。狙い通り」と振り返る。
 開始早々の2分には、前線で長沢が頭で落としたボールを鮮やかにボレーシュート。惜しくもオフサイドとなったが、「形としては悪くなかった。どんどん出したい」と納得する。
 かつて指導を受けた長崎の手倉森監督に「負けたくない気持ちはあった」とプレーで恩返し。手倉森監督も「J1でもう一暴れ、二暴れしてほしい」と語った