打点とか、希望とか、見えないものも乗せている。

打点 人と人とを結ぶ、思いやり

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ギア好きが高じてクラブ販売に関わる生活になり、プロやクラチャン連中や研修生などとしょっちゅう試打をするようになったので、「よく飛ぶドライバー」について個人的なランキングを作ってみました。最初に「地クラブ」、そのあと大手メーカーの2019年最新モデルをとりあげてみます。

私のヘッドスピードが43~45m/sといったところなので、
ヘッドスピード42~46m/sのゴルファーにとって飛びを実感しやすいドライバーと思っていただければ幸いです。

ちなみに筆者は、スイング的には元々スライサーだったけど、今は球筋は軽いドローが好きで、
どちらかというとボディターンな感じの先中調子好き。スピン量ごく普通。中肉中背、弾道は中弾道。2018年の総ラウンドのアベレージスコアは83.25、ベストスコア73、ドライバーショット嫌いなので平均飛距離は集計してませんが飛距離計測器でよく見る距離表示の数字は230Y〜240Y。「今日イチ?」みたいな飛びだとだいたい260Y前後です。

※シャフトとの組み合わせは「好みによって飛び方がぜんぜん違う」ので、それらとの関係性については、また今度考察してみたいと思います。

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飛ぶドライバー2019年【地クラブ編】

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1位 GTDゴルフ GT455プラス ドライバー

このクラブが1位でも、ほとんど文句は出ないんじゃないかと思います。
それくらいよく出来たドライバーですし、飛ぶように売れてます。(地クラブです)

GTDには超浅い重心の初代GTD455ドライバーが、「JBEAM(クレイジー)FX BM-435ドライバーに似てるけど、もっと飛ぶ」みたいな感じでバカ売れして評判になり、その後、深重心で高弾道のCode-Kドライバーが出たりして、

このモデルが3代目の「兄弟モデル」なんですが、さすがに初代455ドライバーを改良した最新モデルだけあって、めちゃめちゃ飛びを実感しやすいです。

弾道はGTD455とCode-Kの中間で、多くのプレイヤーが最も好ましく思える中弾道。捕まりは「普通」
注目すべき点は…


(1)クラウンがカーボンになって、前2作より「打感」がよくなった
(2)クラウンがカーボンになって、前2作より「初速」がアップ。でもスピン量は変わらず
(3)GTD455と同じサイズのディープヘッドだけど、慣性モーメントが増えて、球が安定してる


初代GTD455よりさらに打ち負けず、曲がりづらいです。「ここまで来たか」って感じです。

新作が出ても「あまり変わりねえじゃねえか」とか「むしろ飛距離落ちた?」とかが普通に存在する地クラブ業界で、
きちんと前作を超えたものを出してくるところ、本当にGTDはすごいと思います。(鹿又さんも注目しておられますね)

GTD455ドライバーの時とか「あと5年はドライバー買い換えなくてもいい」なんて言っといて、ゴメン。やっぱこっちのほうが確実に飛ぶし、スコアも出てます。

ソールのデザイン的にはCode-Kとあまりかわり映えしないんですが、カーボンクラウンのヘッドは綺麗に処理されてて高級感が高く、GTDドライバー共通のスリーブが使えるので、3ヘッド、6シャフトみたいなヤマハのリミックスみたいなセッティングが地クラブでできるのもGood。

ぶっちゃけて話をすると、
弾道も、打感(打球音)も、安定感も、スピン量も、振りやすさも、そして初速と飛距離も、ベストな状態なクラブに感じられるので、
ひとことで言うと「欠点のみつからない叩き系のドライバー」って感じで、
「ド真ん中」の心地よさです。

飛距離的には、ヘッドスピードが42以下とか、スライサーだとか、小ぶりのディープヘッドが使い慣れない方なら、GTD Code-Kのほうがキャリーが出てつかまるので飛ぶかもしれません。(女子プロの半数はまだCode-Kです)
ヘッドスピードが46以上とかのハードヒッターさんなら初代GTD 455のほうが、決して吹き上がらず、左も怖くないので飛ぶかもしれません。(男子プロの半数はまだ初代です。ドラコン選手はだいたい初代455です)

でも、ヘッドスピード42~46m/sの一般的なちょいアスリートな感じの方なら、455プラスが、やはり、明らかに、いちばん飛びます。

プログレスBB4ドライバーよりも確実に飛ぶし「とにかく心地いい」ので文句なしの1位です。スイングとか弾道とかに関わらず飛ぶところがいいですね。

 2位 ロッディオTYPE-S ドライバー ←NEW!

「NEW!」と書いてありますが、最新の製品ではなくて、少し前のモデルです。
でも上級者に相変わらずの人気ですね。
「新しければ飛ぶ」というわけでもないんですねー。

「オノフ」を出しているグローブグローブライド(旧ダイワ精工)の地クラブ的上位機種なのですが、打ってみて実感。
初速、スピン量、構えた感じ、弾道、ともに実に上手いバランスで作り上げられていて、
「これをランキング上位に持ってこないわけにはいかないだろう」という感じです。

飛距離的にはGTD455Plusと遜色ないほど飛びますし、低スピンなので左右にも曲がりが少ないです。
…っていうか、こいつの打った「ボールの飛び方」、GTD455Plusとかなり似てなくね?

「ボールの飛び方」っていうのはつまり、「初速と、打角と、スピン量による弾道曲線と、ラン」なわけですが、
いつまでも一直線に飛んでいくんじゃなくて、途中からドローンと緩やかな弧をえがきはじめ、
地面に真上から落ちるんじゃなくて、なるべく斜めにランディングして、前に跳ね、
地面でもゴロゴロ勢いよく転がって、前へ前へと進んでいく、
「その様子」ですね。

このドライバーはまぎれもなく飛びます。
ただし
「ボールを潰せる感触を楽しめるようなヒッター向け」であ
ことをお忘れずに。
ヘッドスピードが40あたりの方ですと、もしかしたら全然飛ぶ実感ないかも。
…というわけで第2位です。

GTD455Plusと比較して感じる大きな違いは、
「打感」です。

GTD455Plusのほうは、打った瞬間にフェースが反発して、初速早めで「パシュ」っと弾くような音がします。
「ザ、発射」です。英語で言えば「ランチャー」です。

それに比べると、RODDIOタイプSのほうは、打った瞬間ボールがつぶれてフェースにくっついて、それを遠くに放り投げるような感じです。フェースによる反発の感じはすごく低いです。
それはまるで(いささか大げさに言えば)木製バット感覚です。

そして「打球音」も、そのような「くぐもった音」
決して嫌な音ではないですが、爽快感は少ないです。かなり異質です。
「パシュッ」とかいう「響き渡る音」ではなくて、
ジェルかフォームを多く注入したヘッドのような音でした。
なのに、飛んでいくボールの勢いはスゴいんです。←そこがツボ。(ひっつくだけのクラブならいくつもある)

なので、
ヘッドスピードが43以下くらいの方ですと、
「これ買ったら簡単に飛距離が伸びた」という実感は得にくいかもしれません。
(そこらへんが「ストライクゾーンの広いGTD」との違い)
アスリートっぽさついでに言うと、そんなに「簡単なクラブ」ではありません。スイングと腕を選びます。

あと、
「構え」は、ちょっと前の、RAZR FITの頃の、キャロウェイの、
いわゆる「砲弾型」のフォルムをしていて(フェース面の形も似ていて)
とてもヘッドの曲線がきれいで、まっすぐ前に飛ぶような気がする。

あと、ボールに直進性が高いので、「曲がりにくい」です。
少し開いて当たっても、スライスしづらく、右プッシュで収まりそうです。
なので、「ひっぱたくのが好きな人」が、最大限に恩恵を甘受できるタイプのドライバー。
BB4のように、「誰が打ってもキャリーが出て、簡単に飛距離が伸びて」という感じではありません。

あと、GTDと違ってカチャカチャ式じゃないので「シャフトとの相性合わせ」が一発勝負なので、そこが残念。

ちなみに「S-Series」のシャフトは先中調子で、じゃじゃ馬すぎないクレイジーLY-01みたいな感じで、こちらもGoodでした。

3位 WAOWW(ワオ)RV-555ドライバー←NEW!

非常にカラーリングが特徴的な、
クラウンにも星型のマークがうっすら入っていたりして、
フェース面もディープフェースで、いかにも弾きがよさそうで、
打感的にも「パキッ」という金属音が心地いいドライバー。
用具契約をしていないLPGAのレジェンドたちが集まる大会で、なんと20%もの使用率だったことで話題を集めました。

いかにも反発がよく、初速が早そうな打球音とイメージで
スピン量も少なくて、いいバランスで初速とのバランスがかみ合っていて、
球が揃って、平均飛距離が伸びそうです。

そう。コレとってもバランスのいい、(ロッデオとは逆で)すんごく簡単なドライバーなんです。

人気が出た理由が、2、3球打てばわかります。
ほら、マックテックの高反発ドライバーが出た頃、「すげえ飛ぶな」と話題になったじゃないですか。
あんな感じです。すんごく簡単に、心地よく、ヘッドスピードの低めの方でも飛距離の恩恵を受けやすいドライバー。

私も今すぐこれ使ってラウンドできそうですが、
それにしてもカラーリングとデザインが難点。

構えた感じもいいです。
フェース面が閉じてもおらず、開いてもおらず、
スライサーでもフッカーでも使えそうで、
青いクラウンに、黒のフェース面が、目標を定めやすくて、スイングにいい影響を与えます。

クラウンの造形も、決して惚れ惚れするほどではないにしろ、そんなにクセも強くなく、
少しだけシャローバックの、ちょうどいい後ろへの「たなびき方」
(でもディープフェースなのが素晴らしい)

弾道は、これまたちょうどいい「中弾道」
ヘッドスピードの高い方には、ちょっと物足りないか、
あるいはフキ上がる可能性、あり。
私個人としては、他と比較して、ロッデオとかのほうが飛距離がちょっとだけ出てた感じがしました。

おっと、ここで発見!
ブラッククラウンのヘッドも、出たじゃねえか!!(写真はブルー)

4位 プログレスBB4ドライバー

プログレスという新興メーカーが出したバカ売れ品薄ドライバーです。
最近では月間ゴルフダイジェストで取り上げられて、またまた品薄状態。

1位のGTD455プラスドライバーが「とにかく違和感なく心地よく叩けて、叩いたぶんだけぶっ飛ぶ」というクラブだとすると、
プログレスBB4ドライバーは、
非力な方、スライサーの方が使うと、いつでも安定して飛ぶというところに特徴があります。

3位のWAOWW(ワオ)RV-555ドライバーも飛距離が落ちてきたシニアに最適ですが、BB4ドライバーのほうは少々フェース角がクローズドで「スライサー対応」の色が濃いところに特徴があります。

スピン量も少ない(低スピン)ですし、
なによりもヘッドスピードが低めの時に叩き出す反発と初速がすごいです。

ソールのフェース側に「ジャバラ」のような溝が露骨に入っていて、それがテーラーメードお得意の「ソールの溝」を、より過激にしたような効果を出してます。
簡単に言うと、ヘッド自体が「トランポリン」のようにボールを跳ね飛ばします。
だからヘッドスピード40m/sとかでも初速が60m/s近く出るわけです。

あと、スイートスポットがかなり広いです。
そもそも打感(打球音)が「ガキッ」という硬い音であるせいもあるんですが、なんだか、どこに当たっても同じ音がして、同じような飛距離が出ます。

(打撃の衝撃が肘とかに響くけど)

あと、造形がとても丁寧で、高級感もあります。(ヘッドカバーまで美しい)
このクラブ、確かにかなり
「お助けクラブ」だと思います。

私が今は使っていない理由は、
「フックフェースに馴染めない。思いっきり叩く気がしない」
「打感が固くて、衝撃が強い(肘とかに響く)」

「ヘッドスピードが42以上で打つと、思ったほどには飛ばない」
というようなところです。

なので、HS42S/m以下のスライサーの方におすすめです。
打感は『ガキッ」という音で、かなり硬い感じです

5位 GTDゴルフ code-Kドライバー

これは簡単に飛びますね。
ハイドローが大好きな飛ばし屋からシニアまで、大勢の人が「飛び」を《簡単に》実感できると思います。(どちらかというとゆったりとしたスイングの方におすすめかな?)
(ただし、弾道が、デフォルトで、高い)

という記事も書いた時には「飛距離は455ドライバーとほぼ同じだな」と思ってましたけど、
ラウンドを重ねて比較してみると、ヘッドスピードが42以下で打つと、こちらが上かも。

…というのもですね、
このGTDコードKドライバー、
「キャリー重視の高弾道・低スピンドライバー」なんですわ。

弾道はやや高弾道で、なのにスピン量がぐっと減った感じ。
フェース面はディープだけど、構えてみた時のカタチ的にはキャロウェイエピックサブゼロをちょっと小振りにしたカンジで、ほんのりとシャローぎみ。

で、
とにかく棒玉で、飛距離も出て、打感がやわらかくて、
フックフェースじゃないのに同じくらい掴まって
ヘッドが黒で「いい顔」してて、
ハイドローがバンバン打てるところが気に入ってます。

不満に思うところは………うーん……
ちょっと、弾道が高すぎると思う時があるかなー。(風の強い時とか)
だいたいテーラーメードのGLOIRE(グローレ)みたいな高弾道で飛ばすドライバーです。

これもプログレスBB4と同じくらい飛びますし、
(プログレスほどではありませんが)スライサー傾向の方、ヘッドスピード43以下くらいの方、球が上がりづらい方におすすめです。

★(Code-Kより弾道がちょっと低いよ)

 6位 エポン AF-155i ドライバー ←NEW!

今時の飛びのテクノロジー満載のエポンの現行モデル。
日本版キャロウェイのドライバーヘッドを長らく作ってきた遠藤製作所(ブランド名はEPON)だけあって、ずらりと並べた飛び系地クラブの中でも初速がちょっと早い感じがして、これも心地よく飛びます。

つや消し真っ黒なカーボンクラウンで、シャフトの付け替えができるカチャカチャ機能付きなのが嬉しい。

前作エポンAF-153を改良しまくったカンジで(明らかに低スピンになったと思う)、シャローフェースながら低めのスピン性能を発揮して、なかなかよい弾道が連発します。

GTD Code-kややWAOWW(ワオ)やプログレスBB4ほどには優しくなくて、打点がバラけると「ミスった!」というフィードバックがきちんとあるし、具体的に言えば、トゥやヒールでの打点だと確実に飛距離は落ちる。

つまり、アスリート向けに、きわめて真面目に作られた、バランスのよいドライバーだということですか。(私個人の感想では)

構えた感じは、決して「洋梨型」に見えないよう、ヒールの部分に膨らみがあり、
ちょうどよい大きさの投影面積で、安心感が大きい。
私個人としては違和感は、なくて、普通のシャローフェースドライバーのように叩けます。

打感と打球音は、それなりに金属感のある響く音で、それなりに爽快で、
弾道はロフト11度だったこともあり、高めのドローンとした棒球な感じ。

ついてたシャフトがRAVEのインパクトボロンのSRだったせいもあるけど、「捕まりすぎ」ということもなく、スライサーからフッカーまで広いレンジのスイングのゴルファーが使える。

カーボンで、カチャカチャ付きなんだけど、
それ以外では、弾道も、打感もそれほどの特徴が少ないように感じられます。
特筆すべきところが見えづらいんだけど、初速は早く、ボールは、確実に飛ぶ。
そして、逆に(打点のバラつきにちょっとだけシビアなところを抜かすと)
欠点らしきものも見当たらない、アスリートには安心して購入できるドライバーだと思います。

ドライバー飛距離ランキング7位 エミリッドバハマEB-04ドライバー ←NEW!

四国松山の地クラブ「グランプリ」の別ブランド「エミリッッドバハマ」が7位にランクイン。

グランプリのヘッドは打感が「ガラーン」と響いて、あまり捕まらず、左に巻き込みたくないハードヒッターに人気ですが、

「エミリッッドバハマ」はもっと捕まりをよくして、一般的なゴルファーに合わせたバランスのよいクラブを提供しているイメージですね。

エミリッッドバハマと言えば前作EB-02がかなり売れたこともあり、後継機種と言えるEB04も飛距離を落とさずより打ちやすくなった印象です。(さらに最新モデルEB-05とEB-33も出たけど、まだ打ってないので、それはまた次回)

試打したシャフトはTRPXのAiR-Sシャフト。

46インチだったこともあり飛距離はかなり出ていましたが、こいつのヘッド重量はちょっと軽いみたいで長尺との相性がいいと見た。

打った感じ(第一印象)は、GTD Code-Kに似ている! といった感じ。

弾道は中弾道やや高め。

前作EB-02より捕まりが少し良くなり、スライサーでも十分使えます。

打球音は前作EB-02より少しカン高い金属音となり、弾きもよく初速がアップした印象ですが、そのぶん「棒球感」はどうなんだろう?

決して吹き上がることはないんですが、ここにランキングしてるドライバーはみんな低スピンのバケモノ揃いですので、その中で比較すると特筆するほどの低スピンではないようです。

特筆すべきは「打ちやすさ」

フェースはきっちりとした「ディープフェース」なんですが ←これ、飛ぶドライバーの

クラウンはややシャローに見えて投影面積も広く(ここもGTD Code-Kに似てる)

安心感を持ってスイングできて、少し深重心のヘッドでキャリーを稼いでくれる。

フェース角も開きすぎず、閉じすぎずで、違和感なく構えて、イメージどおりの球を打ち出してくれる。(だから打ちやすい)

あと、スイートスポット、広いですね。

なので球がバラけにくいです。

「脅威の1発の飛びを求める」というより、エースドライバーとして、

HS40〜50まで多くのゴルファーの平均飛距離を稼いでくれると思います。

個人的には、これもすぐに実践投入可能。

実にバランスのいいドライバーだと思います。(ただ打球音が…)

ドライバー飛距離ランキング8位 クレイジーCRZ-460Sドライバー ←NEW!

発売から少し時間が経ちましたが、これもクレイジーの最新ドライバーです。

ヘッド後端が後ろに伸びて、投影面積の大きい部類のシャローモデルです。

飛距離を出すためにはフェースがディープ(フェースの縦幅が長い)なほうが圧倒的に有利なので、飛距離命の地クラブとしてシャローフェースのモデルは作りづらいのですが、

このCRZ-460ドライバーは、フェースもシャロー。クラウンもシャロー。

構えてみると、フェース角は閉じすぎず、開きすぎずで、構えやすさは、けっこう高いレベル。

ロフトが立ちぎみなのに、球は浮きやすく、わりと高い弾道で飛んでいくところをみると、重心はけっこう深めのようです。打球音はきわめて「普通」。

特徴としては、ソールのヒール部分についた3つのウェイトビス。

これにより最大28gの重量調整が可能とのことですが、

私が打ったものは標準装備のウェイトでしたが、それでも球が 捕まる捕まる!

私にとって、これはもうフェードが打てないレベル。

(インテンショナルぎみにスライスを打って、ようやくフェードが出た)

スライサー御用達であることは間違いないですが、

スライスが怖いが故にチーピンフッカーになってしまった人も、これで大胆に右プッシュアウトを打つ練習をしていれば、まっすぐな球に矯正できるかも。

「とにかく重心角のついた、捕まるドライバーを探している人」にはおすすめです。

気になる飛距離は、このランキングに入るくらいだから、けっこう高レベル。

それなりに初速も早く、それなりに低スピンの棒球で、

フックして左に曲げないよう気をつければエミリットバハマと同じくらい飛びます。

ちなみに私はディープフェースに慣れきっていて、

フェースの上のほうに当てて、ギア効果で低スピンにして飛距離を稼いでいるので、

このモデルのシャローフェースでは、若干スイートスポットを外しぎみになってしまい、飛距離をロスしてしまいました。打点の上下にはけっこうシビアです。(なのでこの順位)

アスリートにはちょっと使いづらいかも。スライサーシニアには◎

9位 リョーマ ゴルフ D-1 MAXIMA(マキシマ)ドライバー

これは前作のモデルを個人的に所有して長らく使っておりました。長らく使ってるのに、これより飛ぶドライバーは「なかなか出てこないなー」と思ってたことを憶えてます。

「明らかな飛び性能」を多くの一般ゴルファーに体感していただけるモデルで(特に「飛ばない人」ほど顕著に感じると思います)

で、「曲がりにくい」という特性を兼ね備えていますが、とにかく「スライスしづらい」のはこれまでのリョーマと同じ。

そして、とにかく棒ダマ。(棒ダマ地クラブのパイオニアですね)
つまり、「吹き上がる球」というものを打つことができない構造になっているわけですが、それでいて「スピン量不足でキャリー不足、球がおじぎをしてしまう」ということもほとんどないところが、世の中の高評価を集めた理由でしょう。すごく簡単に、イージーに飛距離を伸ばせるクラブです。
あと、2018年モデルになってから、ちょっとだけ初速もアップしたように感じます。

ヘッドの構造的には、
・とにかくクラウンが薄くて、たわむ。
・ヘッド重量のうち、なんと60グラムものウェイトが最後方部に設置されている。

という特徴があります。最新ドライバーの主流である「浅重心構造」とは真逆の設計で、ボールの真後ろから重たいものをぶつけることにより、ヘッド自体をつぶれたボールのようにたわませて、その反発力も利用してボールを飛ばします。

球の飛び方や直進性などは、テーラーメイドの初代SLDRの12度くらいのロフトのモデルに似ています。とにかくふけ上がることを知らず、そして、「前へ、前へ」。落ちてもまだ転がる感じです。
グラファイトデザイン社製の純正シャフトも、そのまま使えるほどマッチングよく仕上がってます。
価格が高いのがちょいと難点ですね。(あと打球音)


10位 JBEAM FX BM-435 ドライバー

本日もドライバーを試打しまくってきました。GIGAとかアキラとかBALD(バルド)とかMIRAI(ミライ)とかも打ちました。

で、
いろいろ打ったあとに「最後に、ためしに」と思って2009年発売の地クラブ飛びドライバーの「元祖」JBEAM FX BM-435 ドライバーを打ってみたら、あら大変。

なんなんですかね。このドライバー。化け物ですか?
なんで、飛ぶんですか?
2009年の発売ですから、この10年間の技術の進歩って、いったい何だったんでしょうか? 

私が思うに、この「飛びの魔法」、ジェービームさん自身もよく把握できていないんじゃないでしょうか? だって飛距離女王の葭葉ルミプロもまだ使っておりますね。

で、
以前、ゴルフ雑誌のライターをやってた時にマーク金井さんから教えてもらったことを思い出したんですよ。
「奇跡的偶然が成し得た設計バランスの妙。《名器》にはそれがある。後発モデルだからといって、前作を必ず上回るわけではない」とね。

で、JBEAM FX BM-435 ドラ
バー、どんなふうに飛ぶのかと言うと、

今回は、なんと5種類のシャフトで、同じヘッドを打つことができました。
このゴルフクラブはSLDR430と同じく、小さめヘッドのディープフェース。
つまり「げんこつで叩く系」なので、本来は、左右の曲がりとスピン量の安定性に欠ける筆者モトギにとっては苦手な部類なんですが、
でも、これは特別だわ。あんま極端には曲がらず、一直線。

ヘッドスピードが22以下だと、打球音に「ピンッ」って音が混じるんですけど、それを超えて叩けると「バメシッ!」っていうプロ選手みたいな音に変わるのも、めちゃ好感度高いですね。

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飛ぶドライバー2019年【大手メーカー編】

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1位 キャロウェイ EPIC FLASHドライバー

1位のキャロウェイから3位のテーラーメイドまではけっこう僅差で、

やはりこの3社は開発費が巨額なだけあって、飛距離性能の面では(それ以外でも)1歩も2歩もリードしている感じです。

試打してみても地クラブ編8位のクレイジードライバーと同じくらいの飛距離は出てました。

で、キャロウェイエピックは2代目(ローグを含めると3代目)ですが、

エピックで驚愕した初速が、さらに速くなってます!

フェースの裏に縦に2本入ったバーが、さらにフェースのギリギリの位置まで接近していて、フェースのリム周りの剛性が高くなっていて、

それは打球音にも現れます。「カキーン」って感じの金属音。

話によるとフェース裏は非対称の形状なんだそうで(AIが設計)

打った感触は、まさに高反発ドライバーのような感じ。

素人が打ったら、「これがいちばん飛ぶ」と実感しやすいです。(スピン量と弾道とランのこと気にしないから)

でもやはり地クラブと比べると、明らかにランは出にくいです。HSが高い人はフキ上がりも気にするべきなので、少ないロフトを選ぶべき。

 

2位 PING G410 PLUSドライバー

バカ売れした前作G400の後継機種で、

私個人としてはそれほどG400との差を感じられなかったのですが、こちらが最新モデルなのでこちらを選びました。

G400もG410も(PLUSも)、いちばんの特徴は「曲がりにくさ」だと思います。

ヘッドが大きいので、とにかくスイングとフェース面が安定しやすく、

いつも同じ打ち出しと弾道なので、安心してぶっ叩ける感じ。

打球音は叩いただけ「バシッ」という音が気持ちよく感じる好印象。

私はあまり大きすぎるヘッドが好きではないので、ヘッド小さめの「PLUS」のほうが飛びました。

3位 テーラーメイド M6 ドライバー

フェースの反発係数をルール違反の数値で作っておいて、あとからフェース裏にジェルを挿入して調整するという、驚きの発想で作られたドライバー。

ですので、1位のキャロウェイと比べると打球音がぜんぜん違います。

地クラブ2位のロッデオにも似て、フェース面にボールがひっつく感触があり、

「鋭い反発」って感じではないのに、実際のボール初速は早いです。

それでいてコントロール性や安定性も高く、きわめてバランスのいいドライバー。

でも「驚き」ってほどでもないので3位です。

4位 タイトリスト TS2 ドライバー

大手メーカーが、クラウンをカーボン製に移行している中、これはクラウンもチタン製。

前作917D2よりややシャローになった形状で、安定感があり、曲がりづらいです。

最大の特徴はミスヒットに強いこと。

飛距離の面では上位3機種や地クラブに劣るけど、やはりタイトリスト。

安心してぶっ叩ける感じは「ちょっと優しめのドライバーが欲しい」というアスリートにちょうどいい感じだと思います。

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打点は腹を切って詫びるべき

 中田JAPANモントルー・バレーマスターズの第2戦はポーランドとの対戦でしたが、新鍋・小幡を外したことによりレセプションが崩壊して惨敗を喫しました。

1-3(15‐25、25‐19、21‐25、19‐25)

■日本代表・先発オーダー

今村 岩坂 黒後

石井 渡辺     L山岸

■日本代表・セットごとの出場選手

岩坂■■■ー

石井■■■■

鍋谷ーーー□

佐藤□■■■

黒後■ーーー

今村■■■■

渡辺■■■■

長内□■■■

芥川ーー□■

  ■ーーー

■日本代表・主な個人得点数

長内14、今村13、石井11、渡辺9、芥川9、岩坂2、鍋谷2、黒後2

■戦評・感想

 前日のベストメンバーとうって変わって控え及び新メンバーがぞくぞくと登場しましたが、相手は五輪などに出場していなくてもレベルの高い欧州の強豪国ですから、高さとパワーで一気に押し切られました(涙) 特に日本代表のアタッカーは背が低いですから、レセプションが崩れると悲しいくらい勝負になりません。レセプションが一番上手な新鍋と二番目に上手な小幡が先発メンバーから抜けた途端、攻め手が絞られて相手のブロックの餌食となりました。本来であれば国際経験が豊富な石井がレセプションの要になってほしいところでしたが、彼女はエリート意識こそ強いですが、どうもリーダーシップをがとれるキャラクターではなかったようです。そこでセッター佐藤とサイド長内日立コンビが第1セット途中から出場し、それが功を奏して次第に持ち直したかに見えました。相手も同じようにレセプションが脆かったので、データを駆使してサーブで攻めたことも効果的でした。第2セットを獲って、第3セットも20‐16まで先行しました。ところがここで中田監督が油断したのか、ブロックの要である岩坂をベンチに下げてしまったのです。これでブロックのプレッシャーから解き放たれたポーランドは速攻を駆使し、再びサーブで崩してこちらのミスを誘いにきます。やはりセンターブロックが低いと駄目ですね。たとえ打数が少なくても岩坂は前衛にいるだけで価値があるということです。その後は最後まで相手のペースでなす術がありませんでしたし、中田さんも今さら新鍋を投入する気持ちもなかったようです。

 個人別にみていくと、長内はレセプションをしながらも40%を超える決定率を残して終始安定していました。今村黒後に次ぐ抜群のパワーこそありますが、二段トスを打ったり自分がレセプションした際は打点が低くて、ブロックに簡単につかまってしまいます。なぜ彼女が野本に代わって選考されたのか、未だに疑問です。ミドルの渡辺は初選出ながら非常に落ち着いたプレーぶりでしたので、今後の試合でも出場機会がありそうです。やはり昨年の世界選手権と変わらず、このチームは新鍋がコートにいないとまったく話にならないということです(涙) セッターはにしても佐藤にしても外国人セッターに比べれば全然優秀なのですが、パスが返らず振り回されっぱなしでは高い技術を持っていてもどうにもなりません。背の低い日本人アタッカーを活かすためのワンフレームバレーは、レセプションが崩れるとすぐにずたずたになるということです。まあ次の試合からは中田さんも、新鍋小幡を両方外すことだけはさすがに避けてくると思いますが(苦笑)


打点 関連ツイート

まあ3安打2打点1四球とか出塁率も打率も爆上げでとみ〜大歓喜だよね
RT @PacificleagueTV: 1人で6打点!楽天(@Rakuten__Eagles)・ブラッシュ選手の2つの豪快弾! #RakutenEagles https://t.co/QGj4vmBygn

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