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売り子に相談だ。
「いらっしゃいませ」
デパ地下の
小さな店舗スペースで
相葉さんは、
売り子のオバちゃんと
せわしなく働いていた
「はい、
こちらは、こし餡になってます
よろしいですか?
ありがとうございます
今、ご用意します
お待ちください」
『元気そう…にしてる』
『だな…』
相葉さんは
営業から移動し、販売を
今、俺らは
相葉さんからは見えない場所で
様子を見ていた
あの日
3人でエレベーターを降りると
銃声が聞こえた、一発
なぜか
ホテルの人が廊下に
…これは、
オーナーが先にホテル側に
知らせてくれていたからだった
銃声音に動揺しつつも
ホテルマンはドアを開けた
飛び込んだ
「ヤメろー!!!」と相葉さん
「ダメーー!!!」とニノ
間に合わなかった
あっという間で
体が動かなかった
情けない
何しに行ったのか
ニノが
男の片手を取り……倒れた
すぐ男は、自分の頭に…
ベッドに倒れてた
男の手を繋いだまま
相葉さんは…
倒れたニノに辿り着いて
ニノの手を取った
そして
『ヤメろ相葉さん!』
オーナーが
いつのまにか来ていて
相葉さんの手から
先の鋭い釘を奪った
相葉さんは
ニノの手を握りしめ
泣崩れ…
そこからは警察が来て
皆んなバラバラにされた
なかなか
相葉さんがニノから
離れなかったのを、覚えてる
ずっと
ずっと
ソノテヲ離さず
『コレ…渡そうと思って』
『あっそれ…』
『時間かかったぁ
なかなか警察返してくれなくて
でさ、ほら!』
先の鋭い釘は
加工されてキーホルダーに
『でもオーナー
危ないんじゃない?
相葉さんに渡すと…』
いくら
キーホルダーに形が変わっても
先は鋭いまま
『そこはさ、
相葉さん次第でしょ
でも、やっぱコレは
相葉さんが持つべきだから』
『…うん
あっそうだオーナー!
酷いなぁ、もう』
『あっ…あのこと?
仕方ないじゃん
塞ぐんだから…お二人さん』
『だって…
だいたい、スタッフの俺ですら
マイクの存在知らなかったし』
『いや、普段はさ
消してるから
聴いてないから
俺、そんな趣味ないし』
『じゃあ…』
『潤と、大野さんのは
聴かせてもらったよ最後まで』
『……悪趣味』
『いやいやだからさ
塞ぐからさ、気になるじゃん
だいたい、聴いてたから
ニノのことも』
『はいはい…今、店は?』
『一度、辞めたんだけど
需要と供給があってね
規模を小さくして再開したよ
潤も、また働く?』
『やめときます!
俺には大野さんがいますんで』
『よっ!御幸せに…』
俺は
デパ地下の階段を上り
オーナーは
デパ地下の階段を下り
キーホルダーを相葉さんの元へ
(フィクションです)
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