売り子 無理のない運転で、貴重なエネルギーを大切に
※の続きになります。
ジミー・パラデス選手を追いかけてやって来た今回のソウル。いよいよこの旅のハイライトを迎えることになりました☆
地下鉄2号線の総合運動場駅を降りて5番出口を地上に上がると、目の前にすぐトゥサン・ベアーズの本拠地・ 蚕室(チャムシル)総合運動場野球場 が姿を現します。
ちょうどトゥサンのマスコット・チョルンイ くんのグリーティング中でした。韓国プロ野球のマスコットに会うのはハンファ・サムスン・ロッテに次いで4球団目になりますが、共通して言えるのはかわいいという要素がないことですね(苦笑)
ここチャムシル野球場は1982年に竣工し、25000人を収容する韓国を代表するスタジアム。現在ではトゥサン・ベアーズとLGツインズの2球団が本拠地として使用しています。
韓国プロ野球の前売りチケットをインターネットで買おうとした場合、韓国で発行されたクレジットカードでないと決済ができないため、直接現地の窓口で当日券を買うしかありません。17時試合開始の約1時間40分前に到着しましたが、チケットの窓口にはたくさんのファンが並んでました。
当然のように韓国語は全くわからない私。翻訳アプリを使って、欲しい席の種類をハングルでノートに事前に書いていたものを窓口で見せたのですが、何とこの日は内野指定席が既に完売。
仕方がないので外野自由席のチケットを購入しました。いきなり予定が狂いましたが、とりあえず試合は観れるので一安心といったところでしょうか。ちなみに土日祝日料金で9000ウォン(約980円)でした。
3塁側にあったチケット売り場から、球場正面へ回ってきました。韓国でのプロ野球観戦はこれで4球場目となります。
外野ゲートまでの外周を歩きます。球場の外周に飲食店が並ぶ様子は、何となくですが東京ドームのようでした。
そしてライトスタンドへ入場!外野フェンスが日本の市営球場並みに低いことにまずはびっくり!
フェンスが低いので前のほうの席が見やすかったのですが、出入りに便利な端席を求めてこの位置まで上がってきました。今回はここから観戦することにします☆
こちらの赤いシートのエリアはホームのトゥサンの応援席。シートがややチープな感じもしますが、規模的には日本の球場と比較しても遜色はありません。
外野スタンドはかなり傾斜のついたものでした!上り下りには注意しなければいけませんが、前の席の人の頭がだいぶ低い位置にくるので視界がクリアになるのはいいことです♪
韓国のブランド「CASS」の生ビールの売店がありました!もちろんいただきます☆
MサイズとLサイズがありましたが、6500ウォン(約710円)のLサイズを購入。恐らくは800mlくらいは入ってそうで、ズシリと重かったです(笑) ストローで飲むための蓋が付いてきましたが、さすがにはずして普通に飲みました(笑)
韓国プロ野球のスタメン発表は日本のようにアナウンスはなく、突然ビジョンに表示されるようになってますが、ここで今回の旅の最大の目的だったパラデス選手の名前が9番・ファーストにあることに気付き(矢印)、わざわざここまで来た自分の苦労が報われた気がしてホッとしました(^∇^)
この日のトゥサンの先発はアメリカ出身のリンドゥブルロム投手。メジャー経験もあり、韓国では4年目のシーズンになるようです。
そしてここでベンチにいるパラデス選手の姿を発見!残念ながら今回の旅ではいつも使っている超望遠ズームレンズを持ってきてないため、普通の望遠ズームレンズでの撮影になります。そのため距離が遠いといつものような鮮明な画像が撮れないのはご了承ください。
試合前のウォーミングアップが始まりました。韓国に来て痩せたというのを噂で聞いてましたが、確かに痩せたように見えてちょっと心配になりますね。
ベンチ前での円陣。通訳さんに肩を抱かれているようです。
そしてホームのトゥサンの選手が守備に就きますが、このときに初めて選手の紹介がビジョンの映像と共にアナウンスされました!ちなみに韓国では「ジミ・パレイディス」と発音するようでした☆
ファーストの守備に就くパラデス選手。実はパラデス選手はここ韓国では開幕から打率1割台前半と不振を極め、この時点では1軍と2軍を行ったり来たりの生活。このつい1週間前まで2軍だったので、この日に1軍で、しかもスタメンで観ることができたのはある意味では奇跡だったかもしれません☆
気が付けばほぼ埋まっていたスタンド。いよいよ試合が始まります!
この日の対戦相手はサムスン・ライオンズ。昨年までマリーンズにいた落合コーチが今年から在籍しているチームですが、試合前の練習の時間帯では姿を見つけることができず。ブルペンにいたのかもしれません。
そうそう、イニング間の外野手のキャッチボールは日本では控えの選手が相手を務めますが、何とここではボールボーイが務めててこれにもビックリ!しかも胸文字にわかりやすく書かれてるんですね~
ここでスタンド最上段の照明塔の奥に、先ほど最上階の展望台まで昇ってきたばかりの「SEOUL SKY」が見えることに気付きました!しかしあの一番上までホントに昇ったとは、自分でも驚きです☆
試合は1回裏、1アウト1塁2塁からキャッチャーがボールをこぼした間にランナーがそれぞれスタートを切ると、キャッチャーが今度は3塁に悪送球。KBOらしい守備のミスでトゥサンが先制点を奪います。余談ですが当初はこのブルーか水色のシートのエリアのチケットを購入する予定でしたが、どちらも完売だったんですよね
(苦笑)
そして2回裏、トゥサンが更に1点を奪いノーアウト1塁3塁という場面で、パラデス選手の第1打席を迎えます!
背番号は44番になりましたが、フォームはマリーンズ時代と変わらず。マリンの最終戦から8ヶ月しか経ってませんが、すごく懐かしく感じました♪
そしてまたまた懐かしいフォロースルーで振りぬいた打球は、大きなフライとなってセンターの深いところへ。3塁ランナーがタッチアップから生還して犠牲フライとなり、チームに貢献する場面が観れました!よかった!
気が付けば生ビールの売り子さん(男子)の姿がありました。どうやらたった1人でライトのエリアを回っていたようです。
そしてリプレー検証もありました!ビジョンにスロー映像が流れ、ファンが歓声を上げるところは日本と同じでしたが、実は韓国ではもう何年も前からこういうチャレンジ制度は行われていたんですよね。
ここまで4-1とリードのトゥサン・ベアーズ。3回裏には2アウト満塁の場面でパラデス選手の第2打席を迎えますが、これが何と押し出しのデッドボール。貴重な5点目となります。
トゥサンの応援席を見ると、あのチョルンイくんの応援する姿がありました。どうやらチアも兼任しているようです。
次の打者が倒れてチェンジとなり、1塁ランナーだったパラデス選手にコーチがキャップとグラブを持ってきてくれました。
こちら、プロ野球公式戦のインプレー中とは思えない光景。基本的にこの外野エリアにはスタッフさんの姿が見えず、誰も注意する人がいませんでした。日本では考えられない光景ですよね。
日本と韓国との間に時差はありませんが、経度の関係から日が沈むのは日本よりだいぶ遅いソウル。この時点で18時30分を回ってますが、まだ空は明るいままですね。
5回裏に迎えたパラデス選手の第3打席。サムスンのピッチャーが左投手に代わったため、右打席でのパラデス選手も観ることができました。1アウト1塁2塁からのライトフライで、2塁ランナーを3塁まで進めることに成功。
5回裏が終了するとグラウンド整備に入りますが、韓国で面白いのはこの時間帯に控えの選手がグラウンドに出てきてアップを行うこと!で初めてこの光景を見たときはホントに驚いたものでした。
相手チームの選手(コーチ?)に挨拶もします。試合中なのに驚きです。
内野指定席は完売とあって、ホントにスタンドはギッシリと埋まってました!後から知りましたが、結局この日は外野自由席も完売になったそうです。
こちらは3塁側のサムスン・ライオンズの応援席。サムスンの本拠地・大邱(テグ)からはKTXという韓国の高速鉄道を使うと2時間弱で来れるので、土曜日ということもあって遠征組も多かったのではないでしょうか。
サムスンは一昨年に新球場がオープンしたのに合わせてユニフォームのデザインを一新。白とブルーのシンプルなデザインになりました。こちらは18年目で生え抜きのパク・ハンイ選手。
ここで気付いたのですが、3塁側の最上段にあるサブのスコアボードは液晶の綺麗なものが使われてますが…
1塁側のはどう見ても古いタイプのものでした。来シーズンにはこちらも新しくなるのでしょうか。
君まだいたんかい。
そして7回裏に迎えたパラデス選手の第4打席はセンターフライ。結局ヒットを見ることはできませんでしたが、犠牲フライと押し出し死球で2打点となり、チームに貢献はできたのではないかと思います☆
トゥサンが5点リードということで、このままだと9回裏の攻撃はなく8回裏にはパラデス選手の打席は回ってこないと思われるため、ここで観戦を終了することにしました。帰りの混雑を考えたのもありますが、それ以上に睡眠不足で歩き回った疲れがあり、早くベッドに横になりたかったのです(苦笑)
ライトスタンドには売店が1つだけありました。外野のチケットでは内野エリアには行けなかったため、内野のコンコースの売店をチェックできなかったのは少し残念でした。
こちらは球場外にあったトゥサンのグッズショップ。疲れていたので素通りしてしまいましたが、パラデス選手のグッズがあるのか確認しておけばよかった(苦笑)
…ということで、韓国で頑張っているパラデス選手の姿を観ることができ、自分の中ではかなり満足のいく観戦になり、ホントにここまで来てよかったと心から思いました。
しかし残念なことにこの試合からわずか6日後の6月1日、パラデス選手はトゥサンから戦力外 になってしまい、奇しくもこれが最初で最後の観戦となることに。今後の去就は現時点では不明ですが、元マリーンズの一員としてどの国のリーグへ行っても頑張って欲しいと願うのみです。
このあとはホテルへ戻る前に南大門市場で韓国料理の夕食。そして翌日は明洞(ミョンドン)で絶品の石焼ビビンバをいただきましたが、その模様は次回更新予定の【ソウル旅行記③】にて書かせていただきたいと思います。
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