脱稿 あなたがいるから楽しい
本日3投稿目
「金色の小悪魔」5話(アメ限)
「蒼い月に囚われて…」24話
あります。
こんにちは、ココです(・∀・)
「蒼い月に囚われて…」無事、
漸く脱稿できました!
いかがでしたか?
楽しんでもらえたでしょうか?
このお話は、やっぱりこの画像を当時
見ていた時から妄想を掻き立てられずには
いられなかったのですが…。
愛しのニノちゃんが、他の男の手によって
…とか、そういうのは書けない&読めない
人なので、(何度かお話してるけど
「大奥」見れない人です)ずっとお蔵入り
にしてました。
……が、私の腐脳もついに夏の熱さに
やられてしまい、
「大野くんならいっか!」とスタートさせた
わけです(笑)
どうせ書くなら生半可にしたくないな~と
思いながらも、優しい大野くんしか書いて
きてないから、自分で書いておきながら
途中辛くなって更新できなかったり…
ヽ(;´ω`)ノ
そもそも「大野社長シリーズ」が一番
人気の私のブログ。
読者さんは楽しめてるのかな?と
アクセスや「いいね!」を見て不安に
なったり…。
(とにかくさとにぃのアクセスが凄くて)
でも、何人もの読者さんにこのお話が
一番好き!と言っていただけたり、
意外な方と、この作品によって繋がる
ことができたり、
お話の振り幅の多さに感心ですと言って
いただけたことが凄く励みになりました。
おかげでアメ限のほうも、思う存分、
優しい大野くんにはできない描写を
書くことができたので、今はとっても
満足です♪
あと、この時の大野くんの台詞…。
「この唇……俺のもの…?」
こちら、私の作品で大野くんが言うの
2回目です(笑)
わかっていたけど、ずっとニノちゃんに
キスできずにいたこの大野くんにこそ
言ってもらいたくて……使いました。。。
ある作品で、同じ台詞をニノちゃんに
言ってますよ(^▽^;)
それでは、ご愛読ありがとうござい
ました。
もし宜しければ、作品の感想を
寄せてくれると嬉しいです。
いつも温かい言葉に励まされ、
大切に読ませていただいています
(。-人-。)
※ニノ姫のタイトルだけ決まりました!
が、それ以上はまだまだ…。。。
ちなみにタイトルは……、
「花燃ゆる月に忍ぶ恋」です♡
最後になりましたが、アメンバー募集を
お待ちしてくれてる読者さんへ
次回は9月10日24時(11日0時)
から一日限り行う予定です。
詳細はまたその時にお伝えしますね。
成功する脱稿
5月22日(火)
PM13:11-
なんとか、間に合いました。
お昼前に、【レッドカードファミリー リタ~ンズ】の決定稿を脱稿→送信。
ギリギリといえばギリギリですが、〆切=約束は破っていない。
よく、〆切を守らない脚本家の方や作家の方のお話を聞きますが…..。
ちょっと、憧れる。
なんか、大先生っぽくて…..。
でも、わたしは性格的に無理なのです。
そこの約束だけは、破れない。
良い人っぽく聞こえますが、ただの小心者のキッチリ好きなだけでございます。
で、お次は【リバース】の準備稿。
こちらは、今週末までに準備稿をあげ、2回目の読み合せを受けて、10日間ほどで決定稿まで持っていかなくてはなりません。
いつになったら、書き書き地獄から抜け出せるのか?
答えは…..今年いっぱいは無理とおもわれます。
ってことで…..今朝の居並び。
マルちゃんとパグゾウは、ほぼ定位置ですが…..。
今朝は何故か高橋君が最後方にいて、太陽は寝てる始末。
中途半端な居並び、とでもいうんでしょうか。
ちなみに、こやつはというと…..。
どこまでもマイペース過ぎて、たまに腹が立つ。
ま、それがギンジなんですよね。
さ…..今日は身体はお休みの日。
書き書き地獄、まだ頑張ります。
脱稿のマニアックな情報を提供、親切・丁寧なショップが盛りだくさん、是非一度ご利用ください
※BL妄想小説です
閲覧にご注意くださいね
月の雫には、
今夜も会員が足を運んでくる。
俺はいつもと同じ場所に立って、
顧客を笑顔で迎えた。
「堤様、
いらっしゃいませ」
「梅雨時期らしく、
あいにく今夜も雨だね」
「ええ。
けど……いい夜です」
確かに連日続く雨は、
少々鬱陶しくもある。
だが、夜空を見上げて小さく
ため息を零す客にそう言うと、
はっとした表情を見せたあと
ニコリと微笑んでくれた。
「ああ、そうだね。
マネージャーのきみが
そう言うと、不思議と
そんな気がしてくるよ」
「それは光栄です」
客と短い会話を交わし、
ページボーイに案内を任せる。
その背を見送っている背後から、
『根こそぎ奪う』と言った大野の
言葉に嘘はなかった。
六日間はほぼ監禁状態で、ベッド
からもほとんど出られない日々を
強いられた。
そのせいで最後は食事も喉を
通らないほど二日間寝込み、
大野の馴染みの医者……そう、
相葉くんにわざわざ別荘まで出張
してもらうはめになったのだ。
『呆れた……。
ヤりすぎて寝込むなんて
聞いたことないからね、俺』
熱の理由が理由なので相葉くんには
かなり呆れられてしまい、さすがの
俺も小さくなった。
ブツブツと小言を並べる一方で、
どこか嬉しさを隠しきれない様子の
相葉くんを見てしまえば尚更だ。
色々―――。
本当にいろんな意味で、我儘を
口にすることは二度と止めようと
考えさせられた。
「……すみません」
どこまで松本さんは知っている
のか、詮索してくることはしない。
確認する勇気もないのだが、
おそらく聞いてみたところで
松本さんはのらりくらりと適当に
かわすだろう。
「ニノがいなくて
寂しかったし、大変だった。
やっぱり俺にはフロントは
もう出来ないなあって、
つくづく思い知ったから」
まるで子供のような言い方をする
松本さんに、微笑んだ。
「松本さん……」
「だからこれからも
しっかり頼んだからね」
「はい、もちろんです」
「あ、ほら。
お客さまが見えた」
この機会に改めて礼をしたかったの
だが、アプローチに車が止まったので
お預けになってしまった。
でもまあ、いい。
いまでなくとも、これからいくらでも
機会はあるのだから―――。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*
『今夜はもうあがっていいよ。
明日は有給でもいいから』
六月十七日。
二十四時を回って早々、今日は
俺の二十八歳の誕生日ということで
気遣ってくれたのか、松本さんに
急かされるまま、いい気分で家路を
急ぐ。
月の雫まで乗りつけてきた車は
途中でコインパーキングに預けた。
傘も差さず、小走りでマンションに
向かう途中、昔の出来事を脳裏に
蘇らせる。
大野に声をかけられて拾われた、
あの夜から今日でちょうど、まる
十一年だ。
あの夜も雨が降っていた。
家を出たばかりで浮かれていて、
わざと水たまりに入って飛沫を
跳ねさせ、くるりと回って踊った。
♪ワン・ツー・スリー♪
「♪アン・ドゥ・トロウ♪」
懐かしさにおかしくなり、
くるりとその場で回る。
見知らぬ男について行くなど無謀
以外の何物でもなかったが、
いまから思えば、あの時の自分は
好奇心のほうが勝っていたのだろう。
きっと、それまで出来なかった
ことをしてみたかったのだ。
「♪ワン・ツー・スリー♪」
歩道の上でまたくるりとターンした
時、視線に気がついた。
「……なによ。
声かけてくれたらいいのに」
ばつの悪さに、唇を尖らせる。
前方に目をやると、マンションの
前に停まっていたベンツが去って
いくところだった。
ルームミラーで見ているに違いない
若い運転手に頭を下げる。
「楽しそうに見えたからな」
大野が双眸を細くした。
明らかに面白がられているのが判る。
十七歳の頃の出来事を再現した
あげく、それを当事者に見られる
なんて―――これほどみっともない
ことがあるだろうか。
「俺のことは気にせず
好きなだけ踊ればいい」
さらには、これだ。
「悪趣味だね」
わざと舌打ちをした。
『おまえ、頭が弱いのか?』
雨の中、くるくると踊る俺を見て、
大野はそう言った。
いつもなら腹を立てていたであろう
一言も、その時は全く気にならず、
かえって高揚した。
自分はもう昨日までの自分じゃない。
これまでの自分は捨てたんだ、と。
「智に下心があるなんて
知らなかったから。
俺、ついて行ったんだよ」
大野がもしロマンティストで多弁な
質だとしたら「下心じゃなくて
恋心だ」もしくは、「一目惚れだ」
などと、甘い言葉を語ってくれたの
だろうか。
そんな起こりもしないことを頭の
隅でぼんやり考えながら意趣返しの
つもりでそう言うと、大野が真後ろに
聳え立つ豪奢なマンションを一度
仰ぎ見て、こちらへと視線を戻した。
「まだ踊るつもりなら見ているが。
そうじゃないなら一緒に帰るか?」
「――――」
過去と現在が交差する。
『だったらウチに来るか?』
全てはあの一言から始まった。
あの瞬間、
あの出逢いで、
俺の人生は大きく変わった。
そして、いまは「来るか?」が
「帰るか?」になった。
その事実に、自分の過ごしてきた
月日が無意味ではなかったのだと
実感出来る。
大野も同じように思ってくれて
いたら嬉しい。
大野の傍まで駆けて行き、
スーツの腕を取った。
「帰ろうっ。
……ってそれ、何?」
ぐいと腕を引き、大野を急かした
ところで、反対側の手にぶら下がって
いた紙袋にいまさらながらに気がつく。
「ケーキだ。
おまえの誕生日だろう、和也」
「お、覚えててくれたの?
まさか、ケーキも智が…?」
「これは櫻井からだ。
誕生日だってならケーキくらい
用意しろってあいつが持たせた」
「…………」
『二宮さんの誕生日という
ことでしたらケーキの一つでも
用意して帰るべきです。
きっと喜んでくれますから』
きっとそんなことを言ってくれた
であろう、櫻井さんが目に浮かぶ。
さすがは大野のことを十二年間
一番近くでずっと支えてきた、
若頭補佐だ。
そして、やはり大野は大野だ。
大野が自ら用意した甘さまでは
ないにしても、今日が何の日
なのか俺が何も言わずとも覚えて
くれていたのだ。
そしてそれを櫻井さんに話して
くれていた。
そんな智でいい。
そんな智がいい―――。
「ありがとう、智。
俺、すごく嬉しい」
素直に礼を伝え、
引いた腕に自分のを絡める。
「機嫌がいいな」
これには、大きく頷いた。
「俺の人生、
案外バラ色なのかもね」
差し引きゼロどころか、充分すぎる
くらい満ち足りた日々だ。
隣には大野がいて、
大事な人たちに囲まれ、
これ以上望むことはない。
「バラ色、か」
ふっと大野が笑む。
穏やかなその横顔を前にして、
たったこの程度でときめく自分の
手軽さに呆れる一方で愛しくも
なってくる。
しぶとく十七歳の頃の初恋を叶えた
のだから、胸を張ってもいいはずだ。
「いい月だね」
大野の腕に手を添えたまま、
夜空を仰ぎ見る。
雲の切れ間から覗く下弦の月は、
ずっとそうだったように今夜も
柔らかな光を放っていた。
紫紺の絨毯に嵌め込まれた青白い
原石のように美しく、無数の針の
ように落ちてくる雨は、まさに
月の雫。
誰しもが持っている、胸の奥深くに
ついた傷痕を優しく癒してくれる
ようだ。
「……ああ」
大野も同じように仰ぎ見て頷く。
幸せだな、と思った。
心底惚れた男に惚れられ、
寄り添える人生はまさしく
バラ色で、幸福に満ちている。
はたから見れば特異な生き方で、
っているのだとしても、自分
―――全部乗り越えてやる。
愛しい男の温もりを感じつつ、
夜空に浮かぶ月に誓った。
終
「魔王」、全69話で無事に
脱稿です。
ご愛読ありがとうございました
「あとがき」はまた明日にでも
綴ります
作品保護と自身の保護のためアメンバー
管理を随時行っています。
お手数ですが、お話を読んだあとはその都度
「いいね!」を残していただけるようお願い
します。
ご協力いただけないアメンバーさん、あまり
こちらに見えていないと私が感じたアメンバー
さんは、整理対象者となることをご了承ください。
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