系統 みるみる、とりこ。
CDクリエーションの鈴木さんから緊急通報!
フクイチ事故後、東京都金町浄水場の放射能水質検査を続けている鈴木さんによれば、昨日の検査で、前回、4月分に比べて、
使用期間:2018年5月19日~2018年9月16日
のゼオライト吸着セシウム値が約二倍になっている。 東京都の水道水を飲んではいけない!
今のところ、原因不明、台風なのどの激しい降雨により、水源地のセシウムが溶け出して利根川に流れ出している可能性もある
もいんじゅの解体に伴う放射能は確認できていない
セシウム137形状から、これはフクイチ事故由来のセシウムである。
金町浄水場のセシウム濃度が上がっている事情
水道フィルターの、ゼオライトに吸着されたセシウムを計測することで、東京都水道水を監視し続けているCDクリエーション、鈴木さんの自宅兼店舗は、葛飾区堀切7丁目で、供給水道の浄水場は、多くが金町で、主な水源は、利根川水系と荒川水系である。
浄水場間のは、やりくり配管があって、他の浄水場からの送水も受け入れているので、水源地を断定することはできないが、おおむね利根川水系の矢木沢ダムが水源と考えてよいと思う。
そのセシウムの値が二倍になったのは、上のリンクに詳細が書かれている。
これは、利根川水系のセシウム値が大幅に上昇したことを示すもので、原因を考えると、この数ヶ月の大雨や台風により、ダム水源の底に沈んでいたセシウムが攪拌されて、大量に水に溶け出したか、水源系統で崩壊が起きて、現在20センチ程度まで土壌に沈降していると思われるセシウムが溶け出してきたか、あるいは、
セシウムがカリ
ムに似た生物作用を持っていることから、蘚苔類・真菌類・バクテリアなどが、生物作用によってセシウムを水に溶解しているのか、という事情が考えられる。
フクイチ放射能事故から7年を経て、事故当初セシウム134:137の核種比が、1:1であったと仮定すれば、現在は、8.3%:85.0%であり、約1:10である。
そうすると、スペクトルグラフには、セシウム三兄弟の95%がセシウム137のピークとして表示されるので、事実上セシウム134は見えず、単独核種のスペクトルとなるため、フクイチ事故のセシウムは、137だけの単独ピークに見えて分かりやすい。
そこで、このような明瞭な突出ピークが成立するわけである。
したがって、金町浄水場のセシウム汚染は、フクイチ事故由来と断定することができる。もしも、新鮮な核分裂によるセシウムなら、三兄弟のピークが現れる。
金町水道水のセシウムが急激に増えた事情の推測は上に述べたが、専門家と相談したところ、比較的可能性の強いのが、微生物作用だという。
今年の猛暑で、水源地ダムの水温が上昇し、生物作用が活発になった。そこで、セシウムをカリウムと間違えて取り込んだ、藍藻類・蘚苔類・真菌類・バクテリアなどが、汚泥深くに沈んでいたセシウムを栄養源として、大量に繁茂し、水溶性に変えて水質を汚染した可能性がある。
これは、チェルノブイリ事故でも、同じことが起きた例があるらしい。
また、水源地に流れ込む水域の土壌に含まれたセシウムが、台風や豪雨によって流れ込んだ可能性もある。
いずれにせよ、いったんセシウム濃度が上昇した水源が急に下がることは考えられず、当分の間、生物作用が抑制される冬期までの間、高い濃度のセシウム水道水が供給される可能性がある。
セシウム有害性については、いまさら説明するまでもないが、体内に取り込まれると、たちまち心筋系に集まり、循環器系障害を引き起こす可能性が強い。
実は、ストロンチウムもカルシウムと似た性質から、水系に溶け出して、じわじわと汚染が拡大してゆくので、ダブルパンチであることを知っておいた方がいい。
セシウムが筋肉・循環器に作用するのに対し、ストロンチウムは、骨や骨髄に作用し、骨折・骨癌・白血病などの原因となる。
なおセシウムが筋肉に取り込まれるのは、カリウムと同じ性質があるからだが、何が起きるかといえば、心筋梗塞や脳梗塞以外に、稀勢の里が起こしたような筋肉断裂などの不可解な障害を引き起こす可能性が強い。
日本ハム二軍合宿所は汚染の激しい柏市近郊にあるが、近隣の食材を使ったと思われる食生活のなかで、大谷や清宮も珍しい筋肉障害を起こしている。
現在のところ、1リットル中、0.0X 程度のオーダーのようだが、セシウムが含まれた水は、飲食や風呂など、あらゆる経路から体内に侵入してくる可能性があるので、東京の汚染水系ではRO膜フィルターを設置するなどの対策をしなければセシウム障害から逃れられない可能性がある。
RO膜は、セシウム・ストロンチウム・砒素などの毒物の大半に有効なフィルターである。
追記 シンメトリックス社の野中社長によれば、チェルノブイリ事故から13年後、汚染池の水域で、爆発的にセシウム値が上がったことがあった。これも微生物作用と思われるが、関東で、急激にセシウム値が上昇した理由は、今年の猛暑による水温上昇と関係していそうだ。 詳細が分かり次第、また報告する。
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系統を5文字で説明すると
前回に引き続き、2018年度の41号目のネイチャーのハイライトより。
医学研究: 原発性肝臓がんの発生
Nature 562, 7725
2018年10月4日
News & Views p.45
■
■(ネクロトーシス)
■(ネクロトーシス)
この論文はネイチャーのニュースにも取り上げられました。
日本語版の本誌では「医学研究:近隣の細胞の死に方が、がんのサブタイプを切り替える」と題されています。見出しにおいては「同一のタイプの細胞がさまざまな種類の腫瘍を形成し得る仕組みは、必ずしも明確になっていない。今回、マウスにおけるがんのサブタイプが、微小環境で生じる細胞死の種類の影響を受けることが見いだされ、知見がいくつか得られた。」と取り上げられています。
フルテキストを直訳しますと・・・
近隣住民(この場合は細胞)の死亡により癌の亜型が変化する
となり、見出しを直訳しますと・・・
同じ種類の細胞がどのように異なる種類の腫瘍を形成できるかは必ずしも明らかではありません。マウスの癌サブタイプが微小環境で起こる細胞死の種類によって影響を受けるという発見は、いくつかの洞察を提供します。
となります。
フルテキストは下記です。
Full Text:News & Views p.45
本論文においては、日本語版の本誌では「医学研究:ネクロトーシス微小環境は肝臓がんの細胞系譜拘束を方向付ける」と取り上げられています。
フルテキストを直訳しますと・・・
ネクロプトーシス微小環境は肝癌における系統関与を指示する
となり、Abstractを直訳しますと・・・
原発性肝癌は大きな健康問題を表しています。それは肝細胞癌(HCC)および肝内胆管癌(ICC)を含み、それらはそれらの形態、転移能および治療に対する反応に関して著しく異なる。しかしながら、形質転換肝細胞をHCCまたはICCに向かわせる調節分子および組織の状況は、ほとんど知られていない。ここで我々は肝微小環境がエピジェネティックに肝腫瘍形成のモザイクマウスモデルにおける系統コミットメントを形成することを示す。壊死関連肝サイトカイン微小環境は発癌性に形質転換された肝細胞からのICC増殖を決定するが、同一の発癌性ドライバーを含む肝細胞は、それらがアポトーシス性肝細胞に囲まれるとHCCを生じる。マウスHCCおよびICCのエピゲノムプロファイリングおよびトランスクリプトームプロファイリングにより、Tbx3およびPrdm5が主要な微小環境依存性および後成的に調節される系統拘束因子、ヒトにおいて保存されている機能として選抜された。一緒に、私たちの結果は肝腫瘍形成における系統コミットメントへの洞察を提供し、一般的な肝障害の危険因子がHCCまたはICCのいずれかにつながる可能性がある理由を分子的に説明します。
となります。
フルテキストは下記です。詳細が必要な方はご購入をお願いいたします。
Full Text:Article p.69
Data availabilityを見ますと・・・
この研究の結果を裏付けるデータとコードは、合理的な要求に応じて対応する著者から入手できます。図1および図2に示すグラフのソースデータ。図4、5および拡張データ。この論文のオンライン版では、1、4–10が利用できます。 ChIP-seq実験からのデータは、Sequence Read Archive(SRA)で受託番号SRP136997で入手可能です。ウエスタンブロットの全スキャンを補足図1に示し、フローサイトメトリーのゲーティング戦略を補足図2に示します。
とあるので、入手は可能です。
究極に溜まりに溜まったネイチャー。次回は、「生化学: 転写因子とヌクレオソームとの多様な相互作用」を取り上げます。
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